REI_StopMap 取扱説明書
損切り幅は、いくらが正解か。同じ「10pips」の損切りでも、静かな日は 16%、荒れた日は 51% が1時間以内に引っかかっていました(ドル円・2010年からの実測)。3倍以上の差です。
REI_StopMap は、チャートに損切りの線を1本引くだけで、その損切り幅がいまの相場で近いのか遠いのかを出す MT4/MT5 インジケーターです。
まず、これだけ
むずかしい設定はありません。3つだけです。
1.チャートに REI_StopMap を入れる(損切りの線が1本、自動で出ます)
2.その線を、自分が損切りを置きたいところへドラッグする
3.パネルの数字を見る。線を動かすと、数字もその場で変わります
見るところは、はじめは2つで足ります。「倍率」(その損切り幅が、その日の値動きの何倍か)と、「損切りに触る割合」(同じ位置に置いた人が、これまで何割くらい引っかかったか)です。ほかの数字は、慣れてからで大丈夫です。
このツールがすること
チャートに入れると、損切りの線を1本引きます。線をドラッグすると、パネルの数字がその場で変わります。
- 倍率 損切りまでの距離を、その日の値動きで割ったもの(日足 ATR20 を使います。計算は自動です)
- 損切りに触る割合 持ち時間 30分・1時間・4時間・1日のそれぞれで、その位置に触った割合
- 触ったあと建値に戻る割合 触ったあと 60 分以内に建値まで戻った割合
- あと ◯ pips 外に出すと 少し遠ざけたときに、触る割合がどう変わるか
- いまの時刻 いまの時刻が、全時刻の平均とくらべて触られやすいかどうか
線が現在値より下なら「買いの損切り」、上なら「売りの損切り」として計算します。
これは過去に起きたことの割合で、これからを当てるものではありません。「この位置なら大丈夫」を示すものではなく、「同じような位置に損切りを置いた人に、これまで何が起きていたか」を示すだけの道具です。
入れ方
バージョン 1.00(2026-10-01 更新)
お持ちのものが古いかどうかは、この日付とくらべてください。新しくなったときは、同じ場所から入れ直すだけで置きかわります。
MT4
- MT4 の「ファイル → データフォルダを開く」
MQL4 → Indicatorsに、zip のMT4フォルダの中のREI_StopMap.ex4を入れる- MT4 を再起動する
- ナビゲーターの「インディケータ」から
REI_StopMapをチャートにドラッグする
MT5
- MT5 の「ファイル → データフォルダを開く」
MQL5 → Indicatorsに、zip のMT5フォルダの中のREI_StopMap.ex5を入れる- MT5 を再起動する
- ナビゲーターの「インディケータ」から
REI_StopMapをチャートにドラッグする
画面の見方
| 出るもの | 意味 |
|---|---|
| いまの値動き | 日足 ATR20。この銘柄が最近1日にどれだけ動いているか。iATR(D1, 20) と同じものです |
| 値動きの ◯ 倍 | 損切りまでの距離を、いまの値動きで割ったもの。実測表を引く鍵になります |
| 損切りに触る | その位置に置いたとき、持ち時間のあいだに触った割合 |
| 触ったあと建値に戻る | 触ったあと 60 分以内に建値まで戻った割合。「切らなければ助かっていた」割合という見方ができます |
| 棒グラフ | 距離を遠ざけたときの触る割合。赤があなたのいまの位置です |
| あと ◯ pips 外 | 少し遠ざけたときに、触る割合がどう下がり、1回の損失がどう増えるかを両方出します。刻みは既定では値動きの 5% です(InpStepPips で変えられます) |
| 損失の平均 | 「触る割合 × 1回の損失」。遠ざけても、ここはあまり変わりません(下の説明をご覧ください) |
| いまの時刻 | GMT の時刻。全時刻の平均とくらべて、いまが触られやすいかどうか |
| 「—」「–」 | その升は標本が足りないため出していません |
倍率の目安(USDJPY・1時間・全時刻の平均)
| 損切りの位置 | 1時間で触る割合 | 触ったあと建値に戻る割合 |
|---|---|---|
| 0.05 倍 | 62% | 66% |
| 0.08 倍 | 44% | 51% |
| 0.10 倍 | 34% | 44% |
| 0.15 倍 | 19% | 32% |
| 0.20 倍 | 11% | 25% |
| 0.30 倍 | 4% | 19% |
遠ざけるほど触られにくくなり、触られたときに「切らなければ助かった」割合も下がります。どこで折り合いをつけるかは、損失の大きさとあわせてご自身でお決めください。
遠ざけたときに、何がどう変わるか
損切りを遠ざけると触られにくくなり、そのかわり触られたときの1回の損失は大きくなります。パネルはこの2つを並べて出すので、どこで折り合いをつけるかをその場で見くらべられます。
| 損切りの位置 | 1時間で触る割合 | 1回の損失 | 触る割合 × 損失 |
|---|---|---|---|
| 0.05 倍 | 62% | 4.2 pips | 2.6 pips |
| 0.10 倍 | 34% | 8.5 pips | 2.9 pips |
| 0.20 倍 | 11% | 17.0 pips | 1.9 pips |
| 0.30 倍 | 4% | 25.5 pips | 1.1 pips |
USDJPY・日足ATR20が85pipsのとき。触る割合は 62% から 4% まで落ちますが、1回の損失は 4pips から 26pips に増えます。
この道具は「どこに置くべきか」を答えるものではありません。置いた場所で何が起きていたかを出すだけです。どこで折り合いをつけるかは、狙う値幅・勝てる割合とあわせて、ご自身でお決めください。
設定項目
| 項目 | 既定 | 意味 |
|---|---|---|
| 見にいく水平線の名前 | StopMap | この名前の水平線を損切りとして読みます。すでに引いてある線を使いたいときは、その線の名前に変えてください |
| 無ければ自分で引く | true | その名前の線が無いとき、現在値から値動きの 0.10 倍だけ離れた位置に引きます |
| 線の色/線の太さ | 橙/2 | 自分で引く線の見た目 |
| 目立たせる持ち時間(分) | 60 | 表のどの行を白く目立たせるか。30・60・240・1440 のいちばん近いものが選ばれます |
| 「あと何pips外」の刻み | 0(自動) | 0 のときは値動きの 5%。数字を入れるとその pips で固定します |
| パネルを出す | true | false にすると数字を出しません(線だけ残ります) |
| 文字の大きさ/見出しの色 | 9/水色 | パネルの見た目 |
| パネルの位置 | 自動 | REI の他のツールと同じチャートに入れても重ならないように並びます。左上・右上・左下・右下を選ぶこともできます |
| 最初から1行に畳んでおく | false | パネルを1行の帯にして置いておけます(帯の「+」で広がります) |
数字の作り方
同梱している実測表は、すべてこちらで測ったものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 元データ | Dukascopy のティック(2010年1月〜2026年9月・4,336営業日) |
| 足の作り方 | ティックから mid(仲値)の1分足を作り直しています。Bid の足で測ると、スプレッドが開く時間帯(GMT 20〜22時台)で最大 11.5pt も数字がずれることを実測で確かめたためです |
| 約定の前提 | 買いは Ask で入り Bid で切られる前提。スプレッドは分ごとの実測値を使っています |
| 表の大きさ | 9銘柄 × GMT 24時刻 × 遠さ 20段(0.015〜1.00倍)× 持ち時間4つ。標本が 200 件に満たない升は出しません |
| 銘柄 | USDJPY・EURUSD・GBPUSD・AUDUSD・XAUUSD・GBPJPY・EURJPY・AUDJPY・NZDJPY(ゴールドは 2014年〜、ほかは 2010年〜) |
| 測り方が2通り | 前の5銘柄は全期間のティックから mid を作って測っています。 あとの4銘柄(クロス円)は全期間のティックが手に入らないため、Bid の1分足に、年に7日ぶんのティックから作った平均スプレッドを足して組み立てています。 推定で測っている銘柄は、画面にそう表示します |
スプレッドを推定している4銘柄について
GBPJPY・EURJPY・AUDJPY・NZDJPY は、全期間のティックが手に入りませんでした。そこで Bid の1分足(2010年〜・欠けなし)に、年に7日ぶんだけ取ったティックから作った「年 × 15分ごと」の平均スプレッドを足して組み立てています。
この方法で十分かどうかは、両方持っている USDJPY で答え合わせをしました。本物の表と1升ずつ比べて、到達率 1,920 升で中央 0.00pt・95%点 0.39pt・最大 2.99ptでした(Bid をそのまま使うと最大 11.5pt ずれます)。
いちばんずれるのは GMT 20〜22時台(ロールオーバー)で、数pt の幅があります。この時間帯はスプレッドが日によって大きく変わるため、平均では追いきれません(15分ごとに細かくしても変わりませんでした)。画面にもその旨を出します。クロス円のこの時間帯の数字は、幅をもって見てください。
よくある質問
対応していない銘柄を開くとどうなりますか
「この通貨ペアの実測表はまだ入っていません」と表示し、入っている銘柄の一覧を出します。
業者によって銘柄名の最後に文字が付きますが、使えますか
使えます。USDJPYm・USDJPY.a・USDJPYpro のような語尾は自動で読み替えます。ゴールドは GOLD・XAU で始まる名前も XAUUSD とみなします。
業者によって日足の区切りが違いますが、数字はずれませんか
ほとんどずれません。区切りを 0 時 GMT にした場合と NY 17 時にした場合で、ATR20 の比は 0.988、相関は 0.9985 でした(こちらの実測)。
時間足を変えると数字は変わりますか
変わりません。日足 ATR20 と、いまの時刻と、損切りまでの距離だけで決まります。
「日足が足りません」と出ます
日足の履歴が読み込めていません。その銘柄の日足チャートを一度開いて、履歴を読み込ませてください。
数字が動きません
パネルは1秒ごとに描き直します。線をドラッグしたときはすぐに更新されます。それでも動かないときは、チャートに入れ直してください。
注意事項
表示するのは過去の割合で、これからの値動きを当てるものではありません。勝率を示すものでも、利益を保証するものでもありません。
数字は Dukascopy の値段で測ったものです。お使いの業者のスプレッド・約定はこれと異なります。目安としてお使いください。
外国為替証拠金取引・CFD 取引は元本を失う可能性のある取引です。レバレッジにより預けた証拠金を上回る損失が出る場合があります。必ず余裕資金の範囲で、ご自身の判断と責任でご利用ください。
TeamREI / REI-FX&BO https://fxbo-mt4.com
本製品および説明書の著作権は TeamREI に帰属します。再配布・転売は禁止です。
今日はどこを見ればいいか。
ドル円とユーロドルの主要ライン・予想高値安値を、平日の朝に図1枚にまとめています。
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