Mac・スマホの MT4 / MT5 では動きません。
●MT4・MT5 無料EA『REI_FX_TokyoFix』

「ゴトー日は仲値に向けて円安」を、EAにしました
5・10・15・20・25日と月末。いわゆる五十日(ごとおび)は輸入企業の決済が集中するため、東京仲値が決まる9時55分に向けてドル買いになりやすい——FXでは有名な話です。
ですが実際に数字で確かめたものは、ほとんど見かけません。『REI_FX_TokyoFix』は、12年分のデータで確かめたうえで作った無料のEAです。ロジックはすべて公開しています。
何をするEAか
| 内容 | |
|---|---|
| 対象日 | 五十日(5・10・15・20・25日と月末)。日本の銀行休業日なら前営業日に前倒し |
| 脚1 | 日本時間 8:30に買い → 9:53に決済 |
| 脚2 | 日本時間 9:56に売り → 10:30に決済 |
| 損切り | 各脚20pips(保険の逆指値は2倍の位置) |
| 対象銘柄 | USDJPY専用 |
五十日以外の日は何もしません。1年で61回ほどしか売買しません。
なぜ2回売買するのか
仲値に向けてドルが買われ、仲値が決まった瞬間にその需要が消えます。だから9時55分を過ぎると戻ります。脚1は上がる部分を、脚2は戻る部分を取ります。
決済時刻を1分ずつずらして測ると、こうなります。
| 脚1の決済 | 9:40 | 9:45 | 9:53 | 9:55 | 9:56 | 10:00 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PF | 1.278 | 1.310 | 1.440 | 1.507 | 1.254 | 1.088 |
仲値に向けて滑らかに上がり、決まった瞬間に落ちています。9:55ちょうどが最大ですが、仲値の瞬間に確実に約定できる保証がないので、このEAは手前の9:53で降ります。
検証の結果(USDJPY・2015年1月〜2026年9月)
| 取引数 | 勝率 | PF | 年 | 年率Sharpe | 最大DD | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 脚1(買い)だけ | 715 | 53.3% | 1.288 | +4.78R | 0.74 | 9.0R |
| 脚2(売り)だけ | 719 | 53.5% | 1.290 | +3.12R | 0.70 | 8.0R |
| 2脚あわせて | 1,434 | 53.4% | 1.289 | +7.90R | 1.04 | 8.5R |
往復コストを1.0pips引いた後の数字です。Rは「1回の取引で許容する損失」を1とした単位で、1回のリスクを資金の1%にするなら年+7.9%・最大の落ち込み8.5%という読み方になります。
2脚の相関は−0.085とほぼ無関係なので、足すとSharpeが0.74→1.04に上がり、最大DDはむしろ縮みます。12ヶ月のどこを切り取っても86%がプラス、最長の連敗は7回でした。
当てはめでないことの確認
数字そのものより、この節のほうが大事だと考えています。
1. 同じ売買を「五十日以外」にやると負ける
| 1回あたり | PF | |
|---|---|---|
| 五十日 | +1.57 pips | 1.288 |
| それ以外の営業日 | −1.20 pips | 0.816 |
「朝に買えば上がる」という一般的な性質を拾っているだけなら、普通の日でも勝つはずです。負けています。五十日という日付そのものに理由がある、という根拠です。
2. 円がらみのペアだけに出る
同じルールをEURUSDに当てるとPF0.746で大きくマイナスです。仲値は円の話なので、円が絡まないペアで消えるのは筋が通っています。GBPJPY(1.099)やEURJPY(1.117)では偏り自体は出ますが、スプレッドが広くて残らないため対象外にしました。
3. 時刻選びに「都合の良い期間」を使っていないか
建て8:30・決済9:53という時刻は2015年以降のデータで選びました。そこで、時刻を選ぶのに一度も使っていない2010〜2014年で同じ表を作り直しました。
| 建て\決済 | 9:45 | 9:51 | 9:53 | 9:55 |
|---|---|---|---|---|
| 8:20 | 0.899 | 0.964 | 1.057 | 1.068 |
| 8:30 | 0.909 | 0.994 | 1.078 | 1.090 |
| 8:40 | 0.799 | 0.869 | 0.961 | 0.996 |
| 8:50 | 0.723 | 0.795 | 0.884 | 0.907 |
使っていない5年でも、時刻の良し悪しの順番がそのまま再現しました。建ては8:30が最も良く、決済は遅いほど良い。時刻を後から都合よく選んだのではない、という確認です。
正直に書いておくこと
効き幅は一定ではありません。2010〜2014年は、2015年以降よりはっきり弱く出ます。
| 期間 | 五十日 | それ以外 | 差 | PF |
|---|---|---|---|---|
| 2010–2014 | +0.32 | −0.47 | +0.79 | 1.078 |
| 2015–2026 | +1.57 | −1.20 | +2.77 | 1.288 |
向き(五十日のほうが良い)は16年間ずっと正のままですが、効き幅は3倍ちがいます。この記事の成績は2015年以降のものです。同じ調子が続く保証はありません。
また検証の往復コストは期間を通じて1.0pipsで固定しています。これは現在のUSDJPYの水準です。2010〜2012年の個人向けスプレッドは1〜2pipsありましたので、当時の実際の手取りはこの数字より悪かったはずです。
出動する日は年61日しかありません
五十日は月に5〜6回、1年で61日ほどです。その日に2回売買するので年122取引になります。
実際の運用成績だけで「本当に効いているか」を判断できるようになるまで、計算上およそ4年かかります。(1回あたり+1.29pips・標準偏差13.94から、t値が2に達するのに必要な468取引 ÷ 年122取引)短期間の成績で良し悪しを決めないでください。
使い方
MQL4 → Experts フォルダ(MT5は MQL5 → Experts)に入れて、USDJPYのチャートに貼り、自動売買をONにするだけです。時間足は何でも構いません。
日本に夏時間はないので、このEAは日本時間=GMT+9で固定して動きます。お使いの業者のサーバー時刻が何時であっても関係ありません。
詳しい設定は同梱の取扱説明書をご覧ください。
チャート左上のパネルは、ほかのREIツールと同じチャートに入れても重なりません(入れた順に自動で並び、右上の「-」で1行に畳めます。畳んだ行にも、本日が五十日か・保有・見送りの理由が出ます)。位置は設定の「パネルの位置」で固定もできます。
使うときの注意
- まずデモ口座で動かしてください。五十日でない日は何も起きないのが正常です
- スプレッドの狭い口座で使ってください。往復2.0pipsになるとPF1.288→1.094程度まで落ちます
- 検証期間中の最長連敗は7回です。五十日は月5〜6回なので、1ヶ月以上ずっと負けることがあります
- 過去のデータにルールを当てはめた結果であり、将来の利益を約束するものではありません
免責事項
本ツールは公開前にTeamREIで動作の確認を行っておりますが、ご利用に伴って生じた損害・不利益につきましては、直接・間接を問わず責任を負いかねます。
導入されましたら、まずはデモ口座で、表示のされ方や設定の効き方をご自身でお確かめください。そのうえで、ご自身の判断と責任においてご利用くださいますようお願いいたします。
『REI_FX_TokyoFix』の無償ダウンロード
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MT5をお使いの方はこちらをどうぞ。MT4版と同じチャートで動かし、同じ表示・同じ動きになることを確かめています。入れる場所は、MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL5」→「Experts」です。ダウンロードのパスワードはMT4版と同じです。
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