●MT4インジケーター『ZONE_AF』

ZONE_AFについて
レジスタンスやサポートを線で引くと、ヒゲが少しはみ出しただけで「抜けた」ように見えます。でも実際には、そのあたりで何度も止まっているだけ——ということがよくあります。効いている値段には、幅があります。
『ZONE_AF』は、過去の山と谷が重なっている値段を探して、帯(ゾーン)として自動で表示するインジケーターです。何回そこで反応したかを「×4」のように書き、回数が多い帯ほど濃く塗ります。
v2.0で中身を全面的に作り直し、初版にあった不具合(配列の範囲外を読んでいる、100万回のループが毎回走る、など)をまとめて修正しました。
こんなときに使います
「効いている値段」を、幅と回数で見たいときの道具です。
どこで止まりそうかを先に知りたい
現在値の上と下それぞれ、近い順に帯が出ます。次にぶつかる場所と、そこが何回効いてきた場所なのかが一目で分かります。
線を引く手間をなくしたい
手で引いた水平線は、新しい山ができるたびに引き直しが要ります。帯は新しい足ができるたびに組み直されます。
損切りの置き場所を決めたい
帯の内側に損切りを置くと、ヒゲで刈られやすくなります。幅が見えていれば、帯の外側に置くという判断ができます。
その値段の重みを知りたい
「×2」と「×6」では意味が違います。何回反応した場所なのかを数字で持っておくだけでも、そこで粘るか降りるかの判断が変わります。
どうやって帯を作っているのか
① 山と谷を拾う
両隣2本より高い足を山、低い足を谷とします(フラクタルと同じ考え方です)。「山と見なす強さ」を増やすと、より大きな山だけを拾います。
② 近いものをまとめる
拾った山と谷を値段順に並べ、15pips以内に収まるものを1つのまとまりにします。まとまった数がそこで反応した回数です。
③ 回数の少ないものを捨てる
2回以上まとまったものだけを帯にします。1回しか付けていない値段は、まだ「効いている」とは言えません。
④ 近い順に出して、回数で濃さを変える
現在値の上下それぞれ、近い順に2本ずつ。回数が多い帯ほど濃く塗ります。
初版はZigZagを使っていましたが、v2.0では使っていません。ZigZagは設定によって山の位置が変わり、あとから線が引き直される(リペイントする)性質があります。「両隣より高いか」だけで決めれば、一度確定した山はもう動きません。
ZONE_AFの使い方
MT4にインストールする
入れるファイルは『ZONE_AF.ex4』の1つだけです。MT4の「ファイル→データフォルダを開く」→ MQL4 → Indicators に置いて、MT4を再起動してください。手順が不明な方はインジケーター・EAのインストール方法をご覧ください。
チャートに入れる(設定はそのままで構いません)
現在値の上下に帯が出て、右端に「×4」のように反応した回数が付きます。帯が濃いほど、何度も反応した場所です。初期値のままで使えます。
通貨ペアに合わせて帯の幅を決める
「同じゾーンとみなす幅」が初期値15pipsです。広げると帯が太く・少なくなり、狭めると細く・多くなります。ドル円やユーロドルなら10〜20pips、ポンド円のように動く組は30pips前後が目安です。ゴールドや株価指数では、桁が違うので大きく取ってください。
邪魔なときはボタンで消す
チャート左上の「ゾーン」ボタンで表示/非表示を切り替えられます。ラインを引くときや、形そのものを見たいときに。
上位足の帯を下位足で見たいときは、「山と谷を探す時間足」を上の足に変えてください。5分足を見ながら、1時間足で効いている帯を表示できます。
パラメーター説明
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| 山と谷を探す時間足 | 初期値は現在のチャートと同じ。上の足にすると大きな帯になります。 |
| さかのぼって探す本数 | 初期値500。増やすと古い山まで数に入ります。 |
| 山と見なす強さ | 初期値2(両隣2本)。増やすと大きな山だけを拾い、帯は減ります。 |
| 同じゾーンとみなす幅(pips) | 初期値15.0。帯の太さを決めるいちばん大事な値です。 |
| ゾーンにする最低の回数 | 初期値2。1にすると山1つでも帯になり、数が増えすぎます。 |
| 現在値より上に出す数/下に出す数 | 初期値は上下それぞれ2本。近い順に選びます。 |
| 上・下のゾーンの色 | 上下で色を分けたいときに変えてください。 |
| 塗りつぶす | 初期値ON。OFFにすると枠線だけになります。 |
| 反応した回数を出す/文字の大きさ | 帯の右端に「×4」のように出します。 |
| 出し入れボタンを置く/位置 | 初期値ON。他の表示と重なるときは位置を動かしてください。 |
| ゾーンに入ったら知らせる/スマホにも送る | 現在値が帯の中に入ったときのアラートとプッシュ通知です。 |
| 見分け札 | 同じチャートに2枚入れるときだけ、別の文字に変えてください。 |
使うときの注意
帯は「止まる場所」ではなく「止まったことがある場所」です。過去に何度も反応したという事実を示すだけで、次もそこで止まる保証はありません。
幅の設定で見え方が大きく変わります。広げれば何でも1つの帯にまとまり、狭めれば帯だらけになります。まずは初期値で使い、「帯が多すぎる/太すぎる」と感じたところで調整してください。
新しい足ができたときだけ組み直します。値動きの途中で帯が動くことはありません。
キリのいい値段と重ねたいときは『RoundNumber』、上位足の直近高値安値も見たいときは『FractalsLINE_MTF』と一緒にどうぞ。
免責事項
本ツールは公開前にTeamREIで動作の確認を行っておりますが、ご利用に伴って生じた損害・不利益につきましては、直接・間接を問わず責任を負いかねます。
導入されましたら、まずはデモ口座で、表示のされ方や設定の効き方をご自身でお確かめください。そのうえで、ご自身の判断と責任においてご利用くださいますようお願いいたします。
●ダウンロード
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