OANDA証券のMT4は9月25日で、
新しい注文が出せなくなります
この記事では、何がいつ止まるのか、移り方の3つの選択肢、そしてEAやインジケーターを引っ越すときに実際につまずく所を、TeamREIが手元のMT4で確かめた内容と合わせてまとめます。
先に結論
- 9月28日(月)の取引開始から、OANDAのMT4は決済しかできません。新しくポジションを建てるEAはここで止まります。
- 11月27日(金)の取引終了後はログインもできなくなります。残っていたポジションと残高は、11月28日〜29日にOANDAのMT5(スタンダードプラン)へ移されます。
- MT5ではMT4用のEA・インジケーターは動きません。MT4の道具を使い続けるなら、MT4を提供している別の国内業者へ移ることになります。
- 業者を移ると、銘柄名・サーバー時間・損切りを置ける距離が変わります。EAはデモで1週間動かしてから本番に移すのが安全です。
何が、いつ止まるのか
OANDA証券の公式のお知らせ(2026年3月27日・9月4日)をもとに、東京サーバーのMT4で起きることを時系列に並べました。
| 日付 | 起きること |
|---|---|
| 2026年3月27日(金) | MT4のサブアカウントの新規作成が停止(実施済み) |
| 2026年6月13日(土) | MT4の証拠金率をFXで一律10%に引き上げ(レバレッジ10倍)。条件に当てはまる口座はMT5へ自動移管(実施済み) |
| 2026年9月25日(金) | 取引終了後、MT4の新規注文が停止 |
| 2026年9月28日(月)〜 | MT4でできるのは、保有中のポジションの決済だけ |
| 2026年11月27日(金) | 取引終了後、MT4のサービス提供が終了。以後ログイン不可 |
| 2026年11月28日(土)〜29日(日) | 残っているポジションと残高を、MT5スタンダードプランの口座へ移管 |
ポジションが無く、残高だけ残っている人へ
OANDA証券は、MT4の東京サーバーに残高だけがある場合、早めにMT5やfxTrade/TradingView用のアカウントへ資金を移すよう案内しています。NYサーバーのMT4を使っている人は、fxTradeかTradingViewで取引を続けられます。
移り方は3つ
どれを選ぶかは、MT4で何をしていたかで決まります。

| 移り方 | そのまま使えるもの | 作り直しになるもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| A. OANDAのMT5へ | 口座・残高・ポジション(自動で移る) | EA・インジケーター・テンプレート(MT5用を用意し直す) | OANDAに残りたい。使っているEAにMT5版がある |
| B. MT4を続けられる国内業者へ | EA・インジケーター・テンプレート・設定ファイル | 口座(新規に開設)。銘柄名や時間のずれの確認 | MT4のEAやインジケーターを使い続けたい |
| C. 各社の自社ツールへ | 自分の判断ルール | チャート環境・注文の操作 | EAは使わず、MT4はチャートを見るためだけだった |
MT4とMT5はプログラムの言語が違うので、MT4用のEA(.ex4/.mq4)はMT5に入れても動きません。市販のEAなら販売元がMT5版を出しているかを、自作ならMQL5で書き直す手間を考える必要があります。TeamREIが配布しているインジケーターもMT4用です。
B. MT4を続けられる国内業者の比較
いまも国内でMT4を提供している業者のうち、EAが使える3社です。各社の公式情報と、TeamREIが手元のMT4で確かめた内容にもとづいています(2026年9月14日時点)。
| FXTF | 外為ファイネスト | 楽天証券(楽天MT4) | |
|---|---|---|---|
| MT4で発注 | ○ | ○(MT5もあり) | ○ |
| EA | 使える(2021年12月6日から全ライブ口座) | 利用制限なし | 使える(他社MT4から移せる。外部のEAはサポート対象外) |
| 最小取引単位 | 1,000通貨(標準コース) | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
| スキャルピング | 公認(2025年4月15日に発表) | 制限なし | — |
| コストの形 | ゼロスプレッド(9:00〜翌3:00)+建玉連動手数料 | スプレッド(取引手数料は無料) | スプレッド |
| サーバー時間(夏時間中) | GMT+3(実機で確認) | GMT+3(冬はGMT+2・公式) | — |
| ドル円の銘柄名 | USDJPY-cd(実機で確認) | USDJPY(実機で確認) | — |
「—」は公式に明記が見つからず、実機でも確かめていない項目です。推測では埋めていません。銘柄名はTeamREIのMT4で確認したもので、FXTFは2026年9月、外為ファイネストは2022年時点です。
業者を移る前に確かめる4つのこと
MT4からMT4への引っ越しでも、業者が変わると同じEAが同じように動くとは限りません。TeamREIがFXTF・外為ファイネスト・OANDAのMT4を並べて見たときに違っていた所です。

1. 銘柄名の末尾が違う
FXTFのMT4では、ドル円が「USDJPY」ではなく「USDJPY-cd」という名前になっています。外為ファイネストは「USDJPY」でした。OANDAのMT4にも末尾に記号の付いた銘柄が並んでいます。
チャートに入れたEAが、そのチャートの通貨ペアだけを売買する場合は影響ありません。困るのは、設定で通貨ペア名を文字で指定するEAやインジケーター(別の通貨ペアの値動きを読むもの、複数の通貨ペアをまとめて扱うもの)です。「USDJPY」のまま入れると、値が取れずに、何もしないまま動いているように見えます。
2. サーバー時間がずれていないか
「東京時間だけ取引する」「金曜の夜は決済する」といった時間の設定は、多くのEAでMT4のサーバー時間が基準です。FXTFと外為ファイネストは夏時間中にGMT+3(日本時間の6時間遅れ)、冬はGMT+2(7時間遅れ)でした。
サーバー時間は、MT4の「気配値表示」ウィンドウの上に出ている時刻で確かめられます。移る前と後でこの時刻を見比べ、ずれていれば時間の設定をその分だけ直してください。
3. 損切り・利確を置ける距離
業者ごとに、今の値段からこれより近くには損切りや利確を置けない、という距離があります。TeamREIがFXTFのデモ口座でEAを動かしたときは、約定した値段から5pips前後より近い損切り・利確は「Invalid S/L or T/P」で断られました(2026年9月)。7.7pips離した注文は通っています。
数pipsの損切りを置くスキャルピング型のEAは、移った先で注文そのものが出なくなることがあります。デモ口座で、狙った幅の注文が通るかを必ず試してください。
4. コストのかかり方
同じ「低コスト」でも中身が違います。FXTFはスプレッドがゼロの時間帯(9:00〜翌3:00)がある代わりに、同じ方向の建玉が大きくなると新規注文に手数料がかかります。ナンピンやマーチンゲールで建玉を積み上げるEAは、想定よりコストが上がることがあります。早朝に動くEAは、ゼロスプレッドの時間外に当たる点にも注意が必要です。
EA・インジケーターの引っ越し手順(MT4 → MT4)

- いまのMT4で「ファイル」→「データフォルダを開く」を選び、
MQL4の中のExperts(EA)、Indicators(インジケーター)、Libraries、Presets(パラメータの保存ファイル .set)と、templatesフォルダをまとめてコピーします。 - 新しい業者のMT4を入れてログインし、同じく「データフォルダを開く」から、同じ場所に貼り付けます。
- MT4を再起動します。ナビゲーターにEAとインジケーターが出ていれば読み込めています。
- チャートは開き直して、テンプレートを当てます。
profilesフォルダごと移すと、銘柄名が違う業者ではチャートが正しく開かないことがあるためです。 - EAのパラメータを見直します。通貨ペア名・時間・損切りの幅を、前の章の4点に照らして確認します。
- 口座番号で認証するEAは、新しい口座番号の登録が必要です。購入したEAは販売元に手続きを確認してください。
- デモ口座で1週間ほど動かし、注文が通ること、時間どおりに動くことを確かめてから本番に切り替えます。
パソコンを閉じるとEAも止まります
移行を機に24時間動かす環境を見直すなら、FX向けのVPS(Windowsの仮想サーバー)を使う方法があります。4社の料金と性能をEA向けVPSの比較にまとめています。
C. EAを使っていなかった人は、自社ツールも選択肢
MT4はチャートを見るためだけに使い、注文は手で出していた、という人は、MT4にこだわらなくても困らないことがあります。各社が自社の取引ツールとチャートを用意しているためです。
たとえばJFXは、発注を自社の「MATRIX TRADER」で行い、MT5とTradingViewをチャート用に無料で使えるようにしています。公式サイトでは「スキャルピングを理由に口座凍結することはありません」と明記し、1,000通貨から取引でき、取引手数料は0円です。
ただしMT5はチャート分析専用で、MT5からは発注できません。また、システム売買など約款で禁止する行為は対応の対象になると書かれているので、EAを使う人の移行先にはなりません。
いつまでに何をするか
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月25日(金)まで | 移り方を決める。Bなら新しい口座を申し込み、デモでEAの動きを確かめ始める。新規注文を出すEAはここで止まる |
| 9月28日(月)〜11月27日(金) | OANDAのMT4に残るポジションを、自分の判断で決済していく。新しい口座で本番の運用を始める |
| 11月27日(金)の取引終了後 | MT4にはログインできない。残ったポジションと残高はOANDAのMT5へ移される |
この記事のあとに
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出典
・OANDA証券「【重要】MT4サブアカウント作成停止ならびにMT4提供終了に関するご案内」(2026年3月27日)
・OANDA証券「【重要】MT4新規注文停止ならびにMT4提供終了に関するご案内」(2026年9月4日)
・OANDA証券「東京サーバーMT4/MT5 必要証拠金算出方法および証拠金率の変更に関するお知らせ」(2026年6月1日)
・FXTF「FXTF MT4 PCインストール版のEA(自動売買)/スクリプト取引について」(2021年12月6日)、「当社取引システムではスキャルピングOKです。」(2025年4月15日)
・外為ファイネスト「メタトレーダー4(MT4)お取引のルール」
・楽天証券「楽天MT4 よくあるご質問」
・JFX「選ばれる理由」「MT5」
・銘柄名・サーバー時間・損切りの最小距離は、TeamREIが手元のMT4(FXTFデモ口座ほか)で確認したものです。
この記事は2026年9月14日時点の情報にもとづいています。取引条件・手数料・スケジュールは変わることがあります。情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じる可能性があります。投資の判断はご自身の責任で行ってください。