●MT4インジケーター『PastEcho』

PastEchoについて
「ここ、前にも見た形だな」——チャートを見ていて、そう思ったことは誰でもあると思います。
でも、それが本当に過去にあったのか、あったとしてその後どうなったのかは思い出せません。記憶は都合よくできていて、うまくいった場面だけを覚えているからです。
『PastEcho』は、いまチャートに出ている直近30本の形を過去2万本の中から探し出して、よく似ている上位50件の「その後」を、現在足の右側に重ねて描くインジケーターです。
上の画像の右側にある扇のような線が、それです。
緑は15本後に上がっていた回、赤は下がっていた回。太い黄色の線が50件の真ん中(中央値)、水色の2本が真ん中の半分(25%〜75%)が収まった範囲です。
当てにいくための道具ではありません
先に書いておきます。これは「この先こうなる」を出す道具ではありません。
上の画像の結果は「上 50% / 下 50%、値幅の真ん中 +0.2pips」。つまり何の偏りもないという答えです。そして、PastEchoが返す答えの大半はこれです。
意味があるのはむしろ逆で、たまに出る「上 72%」「真ん中 +8.4pips」のような、明らかに片寄った場面に気付けることです。そしてほとんどの場面はフラットなのだと目で見て知っておくことが、いちばん無駄なエントリーを減らしてくれます。
形の探し方にひと工夫入れています
- 値段の高さと荒れ具合をならしてから比べます。直近30本を平均と値幅で正規化するので、150円台のときの形と160円台のときの形が同じ形として見つかります。静かな時期と荒れた時期の形も比べられます。
- 1本ずらしただけの「ほぼ同じ形」は弾きます。ここが地味に大事です。弾かないと上位50件が同じ場面の連番で埋まって、「50回」が実質1回になってしまいます。PastEchoが採用する形どうしは、必ず形の長さぶん以上離れています。
- 見つけた形のその後は、いまの値動きの大きさに合わせて拡大縮小してから重ねます。静かな時期の10pipsと荒れた時期の10pipsを、そのまま同じ扱いにはしません。
一番似ていた場面には、印が付きます

左上に「一番似ている足: 2026.07.27 07:20」と出たら、そこまでスクロールしてみてください。その形に黄色い枠が付いています。
本当に似ているのか、自分の目で確かめられます。数字だけ見せて終わりにしない、というのがこのツールの方針です。
PastEchoの使い方
インストール方法
MT4にインストールするファイルは『PastEcho.ex4』のみです。
インジケーターのインストール方法が不明な方は下記ページをご確認ください。
画面の読み方
- 上 ○% / 下 ○% ― 集めた50件のうち、○本先で上がっていた回・下がっていた回の割合です。
- 値幅の真ん中 ― 50件の値幅を並べたときの、ちょうど真ん中の値(中央値)。平均ではありません。1件の大暴騰に引っ張られないようにするためです。
- 真ん中の半分 ― 50件のうち、真ん中の25件が収まった範囲。ここがどれだけ広いかが、その場面の「読めなさ」です。±3pipsなら落ち着いた場面、±30pipsなら何が起きてもおかしくない場面です。
- 一番似ている足 ― もっとも形が近かった過去の足。そこへスクロールすると黄色い枠が見えます。
計算は足が変わるたびに自動で行われます。すぐ計算し直したいときは、左上の「いま計算する」ボタンを押してください。
パラメーター説明
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| 形の長さ(本) | いまの「形」として見る直近の本数。初期値30。短くすると似た形がたくさん見つかり、長くすると条件が厳しくなります。 |
| この先を何本ぶん見るか | 何本先までの「その後」を並べるか。初期値15。バイナリーなら短く、スイングなら長くしてください。 |
| 集める件数 | 何件の似た形を集めるか。初期値50。表示される数字はここから作られます。 |
| 遡って探す本数 | どこまで過去へ探しに行くか。初期値20000本で、5分足なら約3か月、1時間足なら約3年ぶんです。増やすほど計算に時間がかかります。 |
| 近すぎる形を弾く間隔 | 0のままで構いません。0のときは「形の長さ」と同じ本数だけ離れた形しか採用しません。 |
| 細い線を出す本数 | 扇として描く本数。初期値20。0にすると、真ん中の線と帯だけのすっきりした表示になります。 |
| 真ん中の道すじを出す | 黄色い線のON/OFF。 |
| 真ん中の半分を帯で出す | 水色の2本のON/OFF。 |
| 一番似ている場所に印を付ける | 過去チャート上の黄色い枠のON/OFF。 |
| 上がった線/下がった線/真ん中/帯 の色 | それぞれの色を変えられます。 |
| 右側の余白を自動で広げる | 右側に描く場所がないと何も見えないので、初期値のONを推奨します。 |
| 足が変わったら計算し直す | OFFにすると「いま計算する」ボタンを押したときだけ計算します。 |
使うときの注意
件数と「真ん中の半分」の広さを必ずセットで見てください。「上 70%」でも、真ん中の半分が -40〜+45pips のように広ければ、それは何も言っていないのと同じです。逆に幅が狭くて片寄っているときだけが、見るに値する場面です。
チャートの履歴が浅いと計算できません。「履歴が足りません」と出たら、そのチャートを過去へスクロールして履歴を読み込ませてください。
通貨ペアと時間足ごとに、それぞれ別に計算します。5分足の結果と1時間足の結果は別物です。
探す本数を大きくすると計算が重くなります。20000本なら一瞬ですが、10万本を超えると計算中に数秒固まります。
●ダウンロード
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関連する無料インジケーター・使い方
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- HourClock ― 通貨ペアの時間帯のクセ(陽線率・平均値幅)を24時間×曜日で自動集計するインジケーター
- GotoDay ― ゴトー日(五十日)・月初・月末のクセを、通常日と比較して検証するインジケーター
- LineSync ― 引いた線を全時間足のチャートへ自動で同期するインジケーター
- Pips_Gauge ― 1クリックでpips単位の距離を測って表示するインジケーター
- パラメーター設定値の保存方法
- インジケーター・EAのインストール方法
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