答えは「使えます」。
ただし公式APIを通すものだけ
「ザオプション 自動売買」で検索すると、「禁止」「凍結される」と書いた記事が並びます。ところが公式の文面を読むと、いまの答えはそうではありません。2026年10月26日に、theoption(ザオプション)のよくあるご質問と利用規約を読み直して整理しました。
ひとことで言うと
- 公式のよくあるご質問に「自動売買は使えますか?」という項目があり、回答は「はい、ご利用いただけます」で始まります。
- 条件は同社提供の自動売買用APIを使うこと。APIを使わずに自動売買を行うツールは禁止と明記されています。
- 利用規約のAPIの条でも、取引の実行と市場データの取得のみを目的とした限定ライセンスが利用者に与えられています。
- いまの利用規約の本文には、「自動売買」という語そのものが出てきません(当方が検索した範囲で0回)。
- ただし使ってよい=何をしてもよい、ではありません。止められる可能性のある行為が別に書かれています(第4章)。
いまの答え(公式の文面)
theoption の「よくあるご質問」には、取引に関する項目のひとつとして「自動売買は使えますか?」があります。回答は、使えること、ただし同社提供の自動売買用APIを使うこと、そして同社発行のAPIを使わずに自動売買を行うツールの利用は禁止であること、の3点で構成されています。回答の末尾からは、同社ヘルプセンターの「自動売買用APIの始め方」へリンクが張られています。
利用規約の側にも、「APIのライセンスおよび利用制限」という条があります。ここでは、規約を守ることを条件に、プラットフォーム上での取引の実行および市場データへのアクセスのみを目的として、APIへアクセスし利用する限定的・非独占的・譲渡不能・取り消し可能なライセンスを利用者に付与する、と書かれています。
| 当方が確認した点(2026年10月26日) | 結果 |
|---|---|
| 利用規約の本文に「自動売買」という語 | 0回 |
| 自動売買ツールそのものを禁止する条項 | 見当たらず |
| APIの利用を明示的に許諾する条 | あり |
| APIを使わない自動売買ツールの扱い | よくあるご質問で禁止と明記 |
なぜ「禁止」と書いた記事が多いのか
理由は2つあると考えています。
ひとつは、古い規約を引用したまま更新されていないこと。以前の禁止事項には、自動売買ツールに言及した記述がありました。それを引用した記事が、そのまま検索結果に残っています。
もうひとつは、二次情報が二次情報を引用していること。比較サイトや口コミサイトの多くは、公式の文面ではなく他のサイトの記述を参照しています。一度広まった説明は、元の規約が変わっても、しばらく生き残ります。
そのため、この話題は公式サイトで直接確かめるのが確実です。この記事の末尾に、当方が読んだページのURLを出典として載せています。
禁止されるのはどれか
禁止されるのは、ひとことで言えば「公式APIを通さずに注文を出すもの」です。具体的には、ブラウザやアプリの画面を人のかわりにクリックする方式のツールがこれに当たります。
利用規約には、APIの条とは別に、主要な一般のウェブブラウザを除くソフトウェアを介したアクセスを禁止するという趣旨の記述もあります。画面自動操作型のツールは、まさに「ブラウザ以外のソフトがサイトへアクセスしている」状態です。
| 方式 | しくみ | 公式の文面との関係 |
|---|---|---|
| 公式API方式 | 同社が公開しているAPIへ、直接注文を送る | 許諾されている方法(限定ライセンス) |
| 画面自動操作方式 | ブラウザやアプリの画面を、人のかわりにクリックする | 「APIを使わない自動売買ツール」に当たります |
動くことと、規約の範囲内であることは別です
画面自動操作型のツールは、見た目には動いてしまいます。ただし口座を凍結するかどうかを判断するのは theoption 側であり、当サイトが「安全です」と保証できる立場にはありません。方式の違いを、公式の文面に沿って事実としてお伝えしています。
使ってよい中でも、止められる行為がある
ここが見落とされがちです。APIの利用は許諾されていますが、同じ条の中で、事前の通知なしにAPIアクセスを制限・停止・終了できる場合が挙げられています。
- 指定されたリクエスト制限を超過した場合
- プラットフォームの安定性を損なう高頻度取引戦略を利用した場合
- 市場操作、レイテンシー・アービトラージ、その他の不正行為のためにAPIを利用した場合
さらに、禁止行為の一覧には「約定処理速度の差から利益を得ようとする試み」も含まれています。速さそのものを収益源にする使い方は、APIを使っていても認められていない、と読むのが自然です。
注意しておきたいのは、リクエスト制限の具体的な数値が公開されていないことです。当方が規約本文を探した範囲でも、APIの応答のヘッダーを調べた範囲でも、「1秒あたり何回まで」にあたる数値は見つかりませんでした。したがって「この設定なら安全です」と言える根拠は、誰も持っていません。注文の間隔を詰める設定にするときは、その前提でお考えください。
実際に叩いて分かったこと
ここからは公式の説明ではなく、当方がデモ環境で実際にAPIへ接続して測った結果です(2026年10月の実測)。公開されている資料に書かれていない点、または書かれている内容と違った点だけを挙げます。
| 測ったこと | 結果 | 補足 |
|---|---|---|
| 同時に張れる接続の数 | 4本まで | 5本目は切断されました |
| 1本の接続への相乗り | 3種類とも可 | 接続を分ける必要がありません |
| 1本で同時購読できた契約数 | 20件 | 稼働中に後から足せます |
| 合図から約定が確定するまで | 0.037秒 | これが本当の遅れです |
| 合図から返事が届くまで | 0.36秒 | 取引所の応答時間を含みます |
5本目の接続は切られました。ただし1本の接続に複数の購読を相乗りできるため、実際には1本あれば足ります。接続を分けても枠を使うだけで、得るものはありません。
もうひとつ、よく混同されるのが「遅れ」の数え方です。合図が出てから取引所側でエントリーが確定するまでと、その返事が手元に届くまでは別の数字で、後者には取引所の応答時間が含まれます。返事が届くまでを「遅れ」と呼ぶと、実際の10倍ほどに見えます。
そのほか、判定のしかたが2種類あることも、実際の取引画面を見るまで分かりませんでした。購入から決まった長さで判定するもの(15秒・30秒・1分・3分・5分)と、決まった時刻に判定するもの(15分枠・1時間枠など)です。後者は「1時間後に判定」ではなく「1時間ごとの枠」なので、枠の終わり間際に買うと数秒で判定されます。自動で注文を出すなら、ここを取り違えると持ち時間が毎回変わります。
始め方の全体像
公式のヘルプセンターに「自動売買用APIの始め方」の案内があります。おおまかな流れは次のとおりです。
- 取引画面からAPIキーを発行する
- お試し口座(デモ)で接続を確かめる
- 自分のプログラム、または対応したソフトにキーを設定する
デモ環境で一通り動かしてから本番に移すことを強くおすすめします。自動で動く以上、目を離している間にも取引が行われます。
よくある質問
公式APIを使えば、口座は凍結されませんか?
そう言い切れる立場にはありません。APIの利用は許諾されていますが、前の章のとおり、リクエスト制限の超過や、安定性を損なう高頻度取引などは別に挙げられています。凍結の判断は theoption 側が行います。
いま使っている画面自動操作型のツールは、どうすればよいですか?
公式の文面に照らすと「APIを使わない自動売買ツール」に当たります。方式を公式API型に変えるか、手動に戻すかのどちらかです。判断はご自身でお願いします。
MT4のインジケーターのサインを、そのまま注文にできますか?
できます。MT4のアラートを受け取って、公式APIへ注文を送る形になります。当サイトでも、その役割のソフトを配布しています(この下)。
どの取引が自動で出せますか?
当方が実測した範囲では、判定時間が15秒のものはHIGH/LOWのみ、30秒から5分まではHIGH/LOW・スプレッド・タッチの3種類が開いていました。銘柄数は判定時間によって違います。また日本時間の早朝(おおむね5時から8時すぎまで)は取引できません。
判定が買値とちょうど同じだったときは?
公式のよくあるご質問によれば、購入額が回収されます(返金)。
この記事のあとに
「広告」はアフィリエイト広告です。「TeamREI」は当サイトのツール・ページです。
この記事について
・公式の文面は、2026年10月26日に当方が以下のページを読んで確認したものです。theoption よくあるご質問/theoption 利用規約/自動売買用APIの始め方(公式ヘルプセンター)。規約や取扱いは変わることがあります。必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
・実測の数値は、TeamREIが2026年10月にデモ環境で測ったものです。当方の回線と機材での結果で、環境によって前後します。
・この記事はアフィリエイト広告を含みません。theoption へのリンクは出典として張っており、報酬は発生しません。
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