サポレジは当てる線ではなく
間違いが分かる線
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回はサポート(支持線)とレジスタンス(抵抗線)、まとめてサポレジです。
ひとことで言うと
- サポート=下げが止まりやすいとされる水準。レジスタンス=上げが止まりやすいとされる水準。
- 引き方は主に過去の高値・安値。ほかに節目の数字(150.00など)や移動平均も使われます。
- 抜けたあとは役割が入れ替わる(サポートが抵抗になる)と説明されます。
- ただしTeamREIの検証では、「線の近くだから当たりやすい」という偏りは出ませんでした。使いどころは別にあります。
なぜ止まりやすいと言われるのか
過去に反転した値段は、多くの人が覚えています。そこに注文(買い直したい人、損切りを置いた人)が集まるため、値動きが一度止まりやすい——という説明がされます。心理と注文の置かれ方の話で、物理的な壁があるわけではありません。
引き方の基本
| 引き方 | 中身 | 注意 |
|---|---|---|
| 過去の高値・安値 | 反転した場所を水平に伸ばす | 本数が多いほど線も増える。数を絞る |
| 節目の数字 | 150.00、149.50など | 誰でも引けるぶん、意識も分散します |
| 移動平均 | 線そのものを支えとみなす | 期間を変えれば位置も変わります |
| 上位足の水準 | 1時間足や日足の高値・安値 | 下位足に持ち込むと数が増えすぎます |
線は「点」ではなく「帯」と考えるのが実用的です。ヒゲの先と終値で数pipsの幅があるため、ぴったりの1本にこだわると外れます。
TeamREIの検証でわかったこと(2つ)
①節目の外側に損切りを置いても、有利にはならなかった
「キリのいい数字や直近の高安の少し外に損切りを置くと、刈られにくい」という説を、4通貨ペア・17年分で調べました。対照を2通り作って比べましたが、偏りは出ませんでした。効いていたのは「何pips離すか」ではなくATR(その相場の値幅)の何倍離すかでした。
②まだ触れていない水準も、特別ではなかった
「一度も戻っていない(fresh な)水準は効きやすい」という説も、入り方を3通り変えて57万件で数えました。結果は偏りゼロ。たまたま良く見える組み合わせはありましたが、別の通貨ペアでは再現しませんでした。
「効かない」ではなく「それだけでは優位にならない」
同じことは、いま流行のSMC(スマートマネーコンセプト)でも出ました。FVGに戻る確率は84%と高いのですが、同じ幅だけ順方向へ進む確率は97%で、対照を置くと逆転します。形が出たこと自体は、当たり外れを決めません。
では、どう使うか
- 損切りの置き場所として使う。「ここを抜けたら見立てが違った」と言える場所が、いちばん自然な使い方です。
- 利確の目安として使う。手前で一部を決済する、という減らし方に向きます。
- 根拠を重ねる材料の1つにする。方向・時間帯・上位足の向きなどと重ねて、はじめて偏りが出ます。
- 数を絞る。線が5本も6本もあると、どこでも「近い」ことになります。1画面に2〜3本まで。
よくある質問
線はヒゲと終値、どちらに合わせますか?
どちらでも構いませんが、決めたら変えないことです。毎回変えると、後から都合よく引けてしまいます。帯として扱うのが実用的です。
抜けたと判断する基準は?
終値で越えたか、で見るのが一般的です。ヒゲで一瞬越えただけの形(スイープ)は、TeamREIの検証ではその後の向きに偏りがありませんでした。
自動で引いてくれるツールはありますか?
あります。当サイトでも、高値安値の構造やゾーンを自動で描く無料インジケーターを公開しています。ただし線が出ることと、そこで当たることは別です。
何分足で引くのがよいですか?
取引する時間足の1つ上が扱いやすいです。上位足の線を下位足に持ち込むときは、数を絞ってください。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI_SMC(無料) | 高値安値の構造・オーダーブロック・FVGを確定した足で描きます |
| REI Stack | サポレジを含む複数の根拠を数えて、A/B/Cに格付けします |
| REI TradePanel | 線の位置に損切りを置いた場合のロットを自動計算します |
この記事のあとに
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この記事について
・「節目の外側の損切りに偏りなし(4通貨ペア・17年・対照2通り)」「まだ触れていない水準は57万件で偏りゼロ」「FVGは戻り84%に対し順行97%」は、いずれもTeamREIの検証結果です。
過去のデータの集計で、将来も同じになることを保証するものではありません。情報提供を目的としたもので、特定の取引を勧めるものではありません。