証拠金維持率は
あとどれだけ耐えられるか
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回は証拠金維持率と、それに連なる有効証拠金・必要証拠金・追証・強制ロスカットです。
ひとことで言うと
- 必要証拠金=いま持っている建玉に必要な預け金(レバレッジ25倍なら取引額の4%)。
- 有効証拠金=口座のお金に、いまの含み損益を足したもの。
- 証拠金維持率=有効証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100(%)。数字が大きいほど余裕がある状態です。
- 強制ロスカット=維持率が一定を割ると、業者が強制的に決済する仕組み。
4つの言葉の関係
| 言葉 | 中身 | 増減するもの |
|---|---|---|
| 口座残高 | 入金と、決済した損益の合計 | 決済したときだけ動く |
| 有効証拠金 | 残高+含み損益 | 値段が動くたびに動く |
| 必要証拠金 | 建玉に必要な額 | 建てた量とレートで決まる |
| 維持率 | 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 | 含み損が増えると下がる |
計算例:10万円の口座で0.1ロット買った場合
ドル円150.00円で0.1ロット(1万通貨)を買います。取引額は150万円、レバレッジ25倍なので必要証拠金は約6万円です。
| 状況 | 有効証拠金 | 維持率 |
|---|---|---|
| 建てた直後(含み損益0) | 100,000円 | 約167% |
| 100pips逆行(−10,000円) | 90,000円 | 150% |
| 400pips逆行(−40,000円) | 60,000円 | 100%(ロスカットが近い) |
同じ10万円でも、0.3ロット持てば必要証拠金は18万円となり、建てた瞬間に足りません。量が大きいほど、少しの逆行で維持率が落ちます。
目安と、保ち方
- 維持率は数百%を保つ。100%に近い状態は「あと少しで強制決済」という意味です。
- 先に損切りを置く。自分の損切りが、強制ロスカットより先に効く量にしておきます。これが量の決め方の基本です。
- 複数の建玉を持つときは合計で見る。1つずつは小さくても、合わせると余裕がなくなります。
- 指標・週末の前は減らす。大きく飛ぶ場面では、維持率も一気に落ちます。
強制ロスカットは「守ってくれる仕組み」ではありません
値段が飛んだ場面では、ロスカットの水準を通り越して約定することがあります(週明けの窓など)。預けた額を超える損失が出れば、不足分の支払い(追証)が発生する場合もあります。頼るものではなく、そこへ届かせないのが前提です。
気をつけること
含み益で維持率が上がると、つい増やしたくなる
含み益は決済するまで確定していません。増やすなら、決済して残高が増えてからにすると、持ち直しのときに崩れません。
スワップの支払いも少しずつ効く
マイナスのスワップを毎日払う向きで長く持つと、有効証拠金がじわじわ減ります。
よくある質問
維持率は何%あれば安全ですか?
業者の基準(多くは50〜100%で強制決済)から離れているほど安全、とだけ言えます。300〜500%以上を保つ量にしておくと、ふつうの値動きでは揺らぎません。
追証(おいしょう)とは何ですか?
維持率が基準を割ったときに、追加の入金か建玉を減らすことを求められる仕組みです。国内の業者では、判定の時刻や水準が決まっています。
MT4のどこで見られますか?
画面下の「ターミナル」の取引タブに、残高・有効証拠金・必要証拠金・余剰証拠金・維持率が並びます。
維持率が高ければ勝てますか?
別の話です。維持率は「退場しにくさ」を示すだけで、成績そのものは戦略とコストで決まります。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI TradePanel | 注文の前に、必要証拠金と注文後の維持率の目安を表示します |
| REI_BO_Station | 購入額から逆算したロットで、必要証拠金が足りるかを確かめます |
関連する用語:ロット・レバレッジ/ロングとショート/最大ドローダウン
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この記事について
・計算例は国内の個人口座(レバレッジ25倍)を前提にした一般的な計算です。ロスカットの水準・追証の判定時刻・必要証拠金の計算方法は業者によって異なります。ご利用の業者の説明を必ずご確認ください。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。