バッファ・マジックナンバー・
iCustom=EAが中を見る言葉
TeamREIのツールの説明書や設定に出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回は、EAとインジケーターをつなぐときに必ず出てくる3つ——バッファ・マジックナンバー・iCustomです。プログラムを書かない方でも、意味が分かれば設定で迷いません。
ひとことで言うと
- バッファ=インジケーターが計算結果を入れておく「棚」。矢印・線・色などが番号つきで入っています。
- マジックナンバー=EAが自分の注文に付ける名札の番号。これで自分の建玉と他人の建玉を見分けます。
- iCustom=EAが別のインジケーターの値を読むための仕組み。
バッファ(データの棚)
インジケーターは、計算した値を番号のついた棚に入れます。0番に買いの矢印、1番に売りの矢印、2番に線……というように、ツールごとに中身が違います。
| 棚の中身 | 値の入り方 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 矢印 | 出た足だけ値が入り、他は空 | まばらに入っている |
| 線 | 毎本、価格の近くの値 | 値段と同じくらいの数字 |
| オシレーター | 毎本、0〜100など | 値段と離れた数字 |
| 色番号 | 0か1だけ | 表示の色分けに使う |
| 空 | 何も入らない | 計算用・表示用 |
MT4では「データウィンドウ」(Ctrl+D)を開くと、そのインジの棚の中身が番号順に見えます。どの番号に矢印が入っているかは、見た目では分かりません。EA化ツールを使う場合は、この番号を自動で調べてくれるものを選ぶと手間が減ります。
マジックナンバー(EAの名札)
1つのMT4で複数のEAを動かすとき、どの注文が誰のものかを見分ける番号です。
| 場面 | どうなるか |
|---|---|
| EAごとに別の番号 | 自分の建玉だけを管理できる(正しい状態) |
| 2つのEAが同じ番号 | 互いの建玉を自分のものと勘違いして決済します |
| 手動の注文(番号0) | 番号0を見るEAは、手動の建玉まで触ります |
複数のEAを入れるときは、必ず違う番号にする。これだけで事故の多くは防げます。同じEAを通貨ペアごとに入れる場合も、番号を分けておくと管理が楽です。
iCustom(EAがインジの値を読む仕組み)
EAから「このインジの、この棚の、この足の値」を読み出す命令です。インジの中身(ソース)が無くても、.ex4だけで読めるのが利点です。
ここで踏みやすい落とし穴(実測つき)
| 落とし穴 | 何が起きるか |
|---|---|
| 設定の渡し方を間違える | 文字の設定がある位置に数字を渡すと、読むたびにインジを作り直します。TeamREIの実測で実チャート1回あたり約19ミリ秒。テスターでは起きないので、本番で急に重くなります |
| 番号を取り違える | 空の棚を読んで「サインが出ない」。色番号の棚を読んで「いつも0か1」 |
| 動いている足を読む | リペイントと同じ状態になり、テストだけ成績が良くなります |
| 日本語の設定をテスターで使う | MT4のテスターは日本語で書いた文字の初期値を保存時に捨てます。テストのときだけ条件が外れます |
よくある質問
バッファ番号はどこで調べますか?
MT4のデータウィンドウ(Ctrl+D)で、インジを入れたチャートにマウスを置くと、棚ごとの値が出ます。矢印は「出た足だけ数字、他は空欄」という見え方です。
マジックナンバーは何番にすればよいですか?
何番でも構いませんが、他と重ならない数字にします。「20260921」のように日付を使うと、重複しにくく見分けもつきます。
iCustomを使うと重いと聞きました
正しく呼べば、そこまで重くありません。重くなるのは、上の表の1つ目(設定の渡し方)と、毎ティック何本も読む作りのときです。
プログラムが書けなくてもEA化できますか?
できます。ファイル名と条件を画面で決める形の道具があり、バッファ番号を自動で調べるものもあります。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI IndiPilot | 「バッファを調べる」画面(矢印・線・値・色番号・空を自動で見分けます)/マジックナンバーの設定 |
| REI_Check(無料) | EAが動かないときの確認(自動売買の許可・通信・発注まで) |
関連する用語:確定足・リペイント/上位足(MTF)/PF・ドローダウン
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この記事について
・19ミリ秒の実測、テスターが日本語の初期値を捨てる件は、TeamREIがMT4の実機とテスターで確認したものです。
・インジケーターの作り(棚の使い方)は作者によって異なります。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や商品を勧めるものではありません。