リペイント=あとから消える矢印。
直し方は「確定足で見る」
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回はリペイントと確定足です。サインツールを選ぶときに、いちばん最初に確かめるところです。
ひとことで言うと
- 確定足=すでに閉じて、四本値が変わらなくなったローソク足。
- リペイント=足が動いている間に出た矢印や線が、あとから消えたり位置が変わったりすること。
- リペイントするツールは、過去のチャートを見ると「当たっているように見える」のがやっかいな点です。
- 防ぎ方は1つだけ。確定した足の値だけで判定することです。
どういう現象か
1時間足を例にします。10時台の足は、11時になるまで高値も安値も終値も変わり続けます。その途中で「RSIが30を割った」という条件が一瞬だけ成立すると、矢印が出ます。ところが終値が戻れば、条件は成立しなくなり、矢印は消えます。
リアルタイムで見ている人には「さっきまであった矢印が消えた」と映ります。あとから同じチャートを開くと、消えた矢印は最初から無かったことになっています。
なぜ「よく当たるツール」に見えるのか
| リアルタイム | あとから見たチャート | |
|---|---|---|
| 外れた矢印 | 出ていた | 消えている |
| 当たった矢印 | 出ていた | 残っている |
| 見た目の勝率 | 低い | 高い |
外れた分だけが消えるので、履歴は勝ちばかりになります。「過去チャートでの勝率」を売り文句にしているツールは、ここを確かめないと判断できません。バックテストでも同じことが起き、成績だけが良く出ます。
あわせて読む バックテストで勝てるのに本番で負ける理由|成績が4割消えた実例 リペイントを含め、テストと本番が食い違う原因を6つまとめています。自分で見分ける3つの方法
- 矢印が出た瞬間に画面を撮る。足が閉じたあと、同じ場所に残っているかを見比べます。いちばん確実です。
- チャートを再読み込みする。時間足を変えて戻す、またはMT4を再起動します。消えるなら、その矢印はリペイントです。
- 設定に「確定足で判定」があるか見る。まともなツールには、ほぼこの選択肢があります。
TeamREIのツールでの扱い
当サイトのインジケーターは確定した足だけで判定しています。EA化ツールのREI IndiPilotには、読み込んだインジがリペイントしていないかを自動で検出して報告する仕組みを入れました。テストの成績が実際より良く見えるのを防ぐためです。
確定足で判定することの長所と短所
| 長所 | 短所 |
|---|---|
| あとから消えない(記録と実際が一致する) | 足が閉じるまで待つので、入るのが遅れる |
| テストと本番の成績が近づく | 短い時間足ほど、待ち時間の影響が大きい |
| どこで判断したかを説明できる | ヒゲで往復する場面は取り逃がす |
遅れが気になる場合は、時間足を1つ下げて確定足で見るほうが、同じ足の途中で判断するより筋が通ります。
よくある質問
リペイントするツールは全部だめですか?
用途によります。相場の形を描く(サポレジや波を引く)ものは、あとから引き直すこと自体が自然です。問題になるのは、売買の合図として使い、成績を数えるときです。
「リペイントなし」と書いてあれば安心ですか?
自分で確かめるのが確実です。上の3つの方法なら5分で済みます。
ヒゲで一瞬タッチしたときも消えますか?
高値・安値を条件にしているツールは、タッチした時点で出して、その後は消しません(高値・安値は戻らないため)。消えるのは、終値や計算値を条件にしているツールです。
MT5でも同じですか?
同じです。仕組みの問題なので、プラットフォームによらず起こります。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI IndiPilot | リペイントの自動検出と報告(消えた矢印の跡を印で残します) |
| REI_SMC(無料) | 確定した足だけで構造・OB・FVGを描きます |
| REI_Check(無料) | インジの値の出方を確かめるときに使います |
関連する用語:四本値/上位足(MTF)/バッファ・iCustom
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この記事について
・リペイントの検出と確定足での判定は、TeamREIが自社ツールに実装し、MT4・MT5の実機とテスターで確認している内容です。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や商品を勧めるものではありません。ツールの性質は作者によって異なります。