スキャル・デイトレ・スイングは
持つ時間の違い
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回はスキャルピング・デイトレード・スイングトレードという取引スタイルです。
ひとことで言うと
- スキャルピング=数秒〜数分。小さい値幅を何度も取ります。
- デイトレード=数分〜その日のうち。持ち越しません。
- スイングトレード=数日〜数週間。持ち越します。
- 違うのは時間だけではなく、効いてくるコストの種類です。
3つの違いを表で
| スキャル | デイトレ | スイング | |
|---|---|---|---|
| 持つ時間 | 数秒〜数分 | 数分〜1日 | 数日〜数週間 |
| 狙う値幅 | 数pips | 10〜50pips | 100pips以上 |
| いちばん効くコスト | スプレッド・滑り | スプレッド | スワップ・窓 |
| 画面を見る時間 | ずっと | 数時間 | 1日数回 |
| 指標の影響 | 致命的 | 大きい | 吸収されやすい |
なぜ短いほど不利になりやすいのか
TeamREIが入り方・時間帯・通貨ペアを変えた60通りを比べたところ、勝率はほぼ「取引コスト ÷ 損切り幅」だけで決まっていました。損切りを狭くするほど、コストの比重が上がって勝率が落ちます。
| 損切り幅 | コスト1pipsの比重 | 五分の勝負からの目減り |
|---|---|---|
| 5pips(スキャル) | 20% | −10ポイント(40%へ) |
| 20pips(デイトレ) | 5% | −2.5ポイント(47.5%へ) |
| 100pips(スイング) | 1% | −0.5ポイント(49.5%へ) |
スキャルピングが難しいのは、腕前の前にこの割り算のためです。やるなら、コストの軽い時間帯(日中)と、狭いスプレッドの条件が前提になります。
あわせて読む 取引コストとは?スプレッド・手数料・スワップの数え方 自分の条件で「コスト÷損切り幅」を出す方法をまとめています。選び方(生活時間から決める)
- 画面を見られる時間はいつか。夜しか見られないなら、欧米の時間に合うデイトレかスイングです。
- どれくらいの頻度で判断したいか。1日に何度も判断したくないならスイング。
- 持ち越しに耐えられるか。寝ている間に動くのが気になるなら、持ち越さない形にします。
- EAを使うか。見ていられない時間を任せるなら、スキャル寄りでも成立します(ただしコストの条件は同じ)。
スタイルは「性格」ではなく「条件」で決まります
自分に向いているかより、使える時間・口座の条件・耐えられる変動で決めるほうが現実的です。合わないスタイルを続けると、ルールを破る回数が増えます。
スタイルごとの注意
- スキャル…業者によってはスキャルピングを制限することがあります。事前に確認を。
- デイトレ…指標の時間を避けるだけで、成績の振れ幅が小さくなります。
- スイング…週末の窓に注意。TeamREIの実測では、窓を埋める形は勝率65%でも期待値がマイナスでした。持ち越す量は減らします。
よくある質問
初心者はどれから始めるべきですか?
判断の回数が少なく、コストの比重も軽いデイトレ(15分足〜1時間足)が始めやすい形です。
スキャルは禁止している業者がありますか?
あります。近年は容認する業者も増えていますが、サーバーへの過剰な負荷は制限対象とされることがあります。利用規約を確認してください。
スタイルを変えてもよいですか?
構いませんが、変えたら記録は分けて数えます。混ぜると、どちらが機能しているか分からなくなります。
EAならスキャルでも勝てますか?
コストの条件は人と同じです。TeamREIの検証でも、短い時間足ほどスプレッドと滑りで成績が削られました(テスターの0.1pipsだけで2〜3%)。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| 相場のクセのデータ | 時間帯ごとの値幅とスプレッド(どの時間に動くか) |
| REI TradePanel | 損切り幅と%リスクから量を逆算(スタイルが変わっても同じ考え方) |
| 成績公開 | 判定時間の違う商品ごとに、成績を分けて公開 |
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この記事について
・「勝率はほぼコスト÷損切り幅で決まる」「窓を埋める形は勝率65%でも期待値マイナス」「テスターの0.1pipsで2〜3%落ちる」は、いずれもTeamREIの検証結果です。
・スキャルピングの可否は業者の規定によります。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。