損切りと利確は
入る前に決めます
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回は損切り・利確とリスクリワード(R:R)です。
ひとことで言うと
- 損切り(S/L)=間違いを認めて降りる値段。利確(T/P)=利益を確定する値段。
- リスクリワード=損切り幅に対する利確幅の比。1:2なら「10pipsの損切りで20pipsを狙う」形です。
- 比が大きいほど、必要な勝率は下がります。1:2なら34%で収支が釣り合います(コスト除く)。
- ただし比を上げれば勝率は下がります。遠い利確ほど届きません。
必要な勝率の早見表
| リスクリワード | 例(損切り→利確) | 収支0に必要な勝率 |
|---|---|---|
| 1 : 0.5 | 20pips → 10pips | 約67% |
| 1 : 1 | 20pips → 20pips | 50% |
| 1 : 2 | 20pips → 40pips | 約34% |
| 1 : 3 | 20pips → 60pips | 25% |
取引コストを入れない場合の目安です。実際は、ここにスプレッドと手数料の分が乗ります。
「勝率が高い=良い」ではないことが、この表から分かります。勝率90%でも、1回の負けが大きければ合計は負けます。
あわせて読む 勝率・PF・最大ドローダウン・期待値とは? 勝率90%でPF0.75になる計算例を載せています。決め方(順番が大事)
- 損切りの位置を決める。「ここを越えたら見立てが違った」と言える場所(直近の高安の外側、ATRの1〜2倍など)。
- その幅を金額に直す。pips×通貨量で計算します。
- 1回で失ってよい額から、ロットを逆算する。口座の1〜2%が目安です。
- 利確は、損切り幅の何倍かで置く。1:1.5〜1:2から始めると、無理のない形になります。
TeamREIの検証で分かった、いちばん効く関係
入り方・時間帯・通貨ペアを変えた60通りを比べたところ、勝率はほぼ「取引コスト ÷ 損切り幅」だけで決まっていました。損切りを狭くするほど、コストの比重が上がって勝率が落ちます。5pipsの損切りにコスト1pipsなら、五分の勝負が40%に落ちる計算です。
やりがちな失敗3つ
- 損切りを後ろにずらす。1回で、それまでの利益を失います。ずらすなら「入る前に決めた条件」に限ること。
- 利確だけ近くする。勝率は上がりますが、比が悪化して合計は減ります。
- 幅を通貨ペアによらず固定する。値動きの大きさが違うので、同じpipsは同じ意味になりません。ATRで測ります。
よくある質問
リスクリワードはいくつが正解ですか?
手法によります。まず1:1.5〜1:2で記録をとり、届かない利確が多いなら比を下げる——という順で調整します。
損切りが毎回刺さります
幅が狭すぎる可能性が高いです。ATRの1〜2倍まで広げ、そのぶんロットを落としてください。1回の損失額は変わりません。
利確せずに伸ばすのはだめですか?
トレールを使えば成立します。ただし必ず幅のぶん戻してから決済になるので、そこを納得したうえで使います。
指標の前はどうしますか?
幅を広げるか、持ち越さないかです。FOMCでは1分でふだんの6.7倍動くため、昼間の幅のままでは意味を持ちません。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI TradePanel | 損切り幅と%リスクからロットを自動計算。R倍での利確も置けます |
| REI IndiPilot | 「1R到達で半分利確→建値」などの決済の型を設定できます |
| 成績公開 | 勝率とあわせて、損益の内訳を公開しています |
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この記事について
・「勝率はほぼコスト÷損切り幅で決まる」は、TeamREIが60通りの入り方で比べた自社の検証結果です。必要勝率の表は、コストを除いた計算上の目安です。
情報提供を目的としたもので、特定の取引を勧めるものではありません。