成行・指値・逆指値の違いは
いつ・いくらで入るか
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回は注文の種類(成行・指値・逆指値・OCO・IFD)です。
ひとことで言うと
- 成行=いまの値段で今すぐ。指値=いまより有利な値段になったら。逆指値=いまより不利な値段になったら。
- 損切りは逆指値、利確は指値で置きます。「ここを抜けたら乗る」も逆指値です。
- OCO=2つ出して、片方が成立したらもう片方を取り消す。IFD=最初の注文が成立したら次の注文を出す。
4つの注文の使い分け
| 注文 | 入るタイミング | 買いのときに置く位置 | よくある使い方 |
|---|---|---|---|
| 成行 | すぐ | — | いま入る/いま決済する |
| 指値(リミット) | その値段まで戻ったら | いまより下 | 押し目で買う/利確を置く |
| 逆指値(ストップ) | その値段を抜けたら | いまより上 | ブレイクで乗る/損切りを置く |
| ストップリミット | 抜けたあと、指定値で | 上(成立は指値) | 抜けたあと戻ったところを狙う |
売りのときは上下が反対になります。「指値は有利な側、逆指値は不利な側に置く」と覚えると、買い売りで混乱しません。
OCOとIFD
OCO(One Cancels the Other)は、利確の指値と損切りの逆指値を同時に置いて、どちらかが成立したらもう一方を自動で取り消す出し方です。MT4・MT5では、建玉に損切り(S/L)と利確(T/P)を付けると、実質これと同じ形になります。
IFD(If Done)は、最初の注文が成立したら次の注文を出す形です。「指値で買えたら、その下に損切りを置く」といった使い方をします。IFDとOCOを組み合わせたものをIFOと呼ぶ業者もあります。
逆指値は「その値段で約定する」注文ではありません
逆指値は「その値段に触れたら成行で出す」注文です。動きが速い場面では、指定より不利な値段で約定することがあります(=スリッページ)。TeamREIの実測では、FOMCの声明の1分でスプレッドが中央値8.5pipsまで開いていました。
それぞれの長所と短所
| 注文 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
| 成行 | 確実に入れる(見ている場面で即決できる) | 値段は選べない。急な場面ほど滑る |
| 指値 | 狙った値段で入れる。見ていなくてよい | 戻ってこなければ入れない(置いてけぼり) |
| 逆指値 | 抜けた方向に自動で乗れる/損切りに必須 | 抜けてすぐ戻る形(だまし)で不利に入りやすい |
| OCO | 利確と損切りを同時に置ける | どちらかは必ず取り消される(置き方を間違えると片側だけ残る) |
初心者がまず覚える3つの形
- 入るのは成行、守りは逆指値。入った直後に損切りの逆指値を置く。これだけで「気づいたら大負け」がなくなります。
- 利確は指値。見ていられない時間は、利確の指値も一緒に置いておきます(=OCOの形)。
- 押し目を待つなら指値、抜けを狙うなら逆指値。どちらを使うかで、入る場面がまったく違います。
具体例:ドル円150.00のときの置き方
| やりたいこと | 注文 | 置く値段の例 |
|---|---|---|
| いま買う | 成行 | — |
| 149.70まで下がったら買う | 買いの指値 | 149.70 |
| 150.30を超えたら買う | 買いの逆指値 | 150.30 |
| 買ったあとの損切り | 売りの逆指値(S/L) | 149.80 |
| 買ったあとの利確 | 売りの指値(T/P) | 150.40 |
売りのときは、上下がそのまま反対になります。「指値=有利な側、逆指値=不利な側」を思い出せば、毎回迷わずに置けます。
気をつけること
業者ごとに「近すぎる値段」は受け付けられない
いまの値段から一定の距離より近い指値・逆指値は拒否されます(MT4では Invalid S/L or T/P というエラーになります)。TeamREIがデモで確かめたところ、5pips前後より近いと弾かれる業者がありました。
置いた注文には期限がある場合がある
「当日限り」「無期限」などの指定があります。EAで出す場合も、期限切れで消えたことに気づかないと、思っていた形と変わります。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI TradePanel | 成行・指値・逆指値のボタン。損切りと利確を同時に置けます |
| REI_Replay | 練習のときに、OCOを含む注文の出し方をそのまま試せます |
| REI IndiPilot | 矢印が出たあとに、成行で入るか・抜けたら入るかを選べます |
よくある質問
指値と逆指値、どちらが有利ですか?
有利・不利ではなく、狙う場面が違います。戻りを待つなら指値、抜けに乗るなら逆指値です。同じ相場観でも、どちらを使うかで結果はまるで変わります。
損切りを置かずに、自分で見て切ってはだめですか?
見ていられるなら成立しますが、回線・PC・寝落ちの分だけ穴が開きます。置いておけば、少なくとも機械は約束どおりに動きます。
S/LとT/Pは、逆指値・指値と何が違うのですか?
同じものです。MT4・MT5では、持っている建玉に付ける決済用の逆指値をS/L、指値をT/Pと呼んでいます。
指値が約定しないのはなぜですか?
置いた値段に届いていない(ヒゲで触れたように見えて、売値では届いていない)ことが多いです。チャートはふつう売値で描かれているため、買いの場合は表示より少し先まで動かないと約定しません。
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この記事について
・「近すぎる損切り・利確が拒否される」件は、TeamREIがデモ口座で確かめたものです。距離の条件は業者と銘柄で異なります。
・注文の呼び方(OCO・IFD・IFO)や扱いは業者によって違います。ご利用の業者の説明をご確認ください。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。