指標カレンダーは
避けるために見る
TeamREIのツールの説明書や朝刊に出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回は経済指標カレンダーです。
ひとことで言うと
- 経済指標カレンダー=いつ・どの国で・どんな数字が発表されるかの一覧。重要度が星などで示されます。
- 見るのは当てるためではなく、値動きが荒れる時間を先に知っておくためです。
- 時刻は日本時間で見る。夏時間・冬時間で1時間ずれます。
- 相場が動くのは「予想と結果の差」です。良い数字でも、予想より悪ければ売られます。
カレンダーの見方
| 欄 | 意味 | 見るときのコツ |
|---|---|---|
| 重要度(★) | 相場への影響の目安 | ★が多いものだけ拾えば十分 |
| 前回 | 前の発表の値 | 改定されることがあります |
| 予想 | 市場の見込み | こことの差が動きを決めます |
| 結果 | 発表された値 | 数字だけでなく中身が読まれることも |
押さえておく大きい指標
- 米雇用統計…毎月第1金曜が中心。日本時間で夏21:30・冬22:30。
- FOMC(米金融政策)…声明は日本時間で夏3:00・冬4:00ちょうど。30分後に議長会見。
- 米CPI(消費者物価)…雇用統計と同じ時間帯。金利の見通しに直結します。
- 日銀の金融政策決定会合…発表時刻が決まっていません(11時台〜13時に出ます)。
TeamREIの実測(どれくらい動くか)
| 場面 | 1分の値幅(中央値) | ふだん |
|---|---|---|
| FOMCの声明 | 38.9pips | 5.8pips |
| 日銀の発表 | 40.5pips | 8.9pips |
| 米雇用統計 | スプレッドがふだんの約7倍に開きます | |
さらに、FOMCは声明より会見のほうが動きます(38回中30回)。日銀も、15:30からの総裁会見の1時間がふだんの約2.7倍です。発表の数字を見た瞬間に入って、会見で逆に振られるのが、いちばんよくある負け方です。
あわせて読む FOMCでドル円は何分で何円動く?38回の実測 声明と会見、どちらが動くかを回ごとに数えています。実用的な使い方(避け方・備え方)
- その日の★の多い時刻を、朝のうちに控える。「21:30」「3:00」とメモするだけで十分です。
- 前後15分は新しく入らない。スプレッドが開いている時間にわざわざ入る理由はありません。
- 持ち越すなら量を減らす。幅を広げ、ロットを落とします。
- EAは時間帯で止める。多くのEAには「この時間は取引しない」設定があります。
- 会見の終わりまでを一区切りにする。発表だけで終わりではありません。
よくある質問
指標で稼ぐことはできますか?
方向を当てる前に、スプレッドと滑りで数pips〜十数pips持っていかれる点を計算に入れてください。TeamREIの実測では、FOMCの1分のスプレッドは中央値8.5pips、最大29.8pipsでした。
予想どおりの数字なら動きませんか?
動くことがあります。数字が予想どおりでも、中身や同時に出た他の指標で解釈が変わるためです。日銀の利上げでも、予想どおりだったために円安に動いた回がありました。
どのカレンダーを見ればよいですか?
証券会社や情報サイトのもので十分です。日本時間で表示されているかと、夏冬の切り替えに対応しているかだけ確かめてください。
MT4にも指標の表示はありますか?
MT5にはカレンダーが組み込まれています。MT4では外部のサイトを見るか、カレンダーを表示するインジケーターを使います。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール・ページ | 出てくる場所 |
|---|---|
| 朝刊(相場分析) | その日の主な指標と時刻を、日本時間でまとめています |
| HourClock(無料) | チャートに日本時間を表示(夏冬の切り替えも自動) |
| 各EA | 「この時間は取引しない」時間帯の設定 |
この記事のあとに
「広告」はアフィリエイト広告です。「TeamREI」は当サイトのツール・ページです。
この記事について
・値幅とスプレッドの数字は、Dukascopyのドル円ティックをTeamREIが1分ごとに集計した当サイトの実測記事(FOMC38回/日銀38回/雇用統計141回)によります。
・発表の時刻・日程は各当局の公表によります。夏時間・冬時間で変わります。
情報提供を目的としたもので、特定の取引を勧めるものではありません。