Mac・スマホの MT4 / MT5 では動きません。
●MT4・MT5インジケーター『REI_SMC』

- SMC(スマートマネーコンセプト)の5つの用語が何を表しているのか
- REI_SMC の使い方(画面の見方・設定項目・上位足判定・ボタン操作・通知)
- 実際の使いどころと参考戦略(上位足で方向→帯で待つ→下位足の CHoCH で入る/やってはいけないこと)
- EA から読むときのバッファ番号と、無料ダウンロード
REI_SMCについて
SMC(スマートマネーコンセプト)で使う形――高値・安値の並び(HH・HL・LH・LL)、構造の抜け(BOS/CHoCH)、オーダーブロック、FVG(値の隙間)、流動性スイープ――を、MT4のチャートに自動で描くインジケーターです。
SMC は人によって線の引き方が変わるのがいちばんの弱点です。どの足を高値とみなすか、どこを「抜けた」とみなすか、どの足をオーダーブロックとするか。REI_SMC はこの決め方をすべて固定しています。だから誰が使っても、同じチャートには同じ線が引かれます。
- 閉じた足だけで判定します。一度出た BOS・CHoCH・スイープの印が、あとから消えたり動いたりすることはありません。
- 上位足(MTF)判定に対応。15分足を見ながら、1時間足の構造と帯を重ねられます。
- チャート上のボタンで、構造・OB・FVG・スイープを1つずつ出し入れできます。
- パネルに「いまの構造」「直近の抜け」「上下でいちばん近い帯までの距離」を出します。
- BOS/CHoCH・スイープ・帯への到達を知らせます(アラート・メール・スマホ通知)。
- EA から読めるバッファを持っています。インジのシグナルを EA にする道具からも、そのまま使えます。
- 口座認証はありません。DLL も使いません。
そもそもSMCとは
SMC(Smart Money Concepts)は、「相場を大きく動かす大口の売買はチャートに跡を残す。その跡を読んで同じ方向に乗ろう」という考え方です。アメリカの個人トレーダー ICT(Inner Circle Trader)の講義から広まり、ここ数年で日本でも一気に使われるようになりました。
| SMCの用語 | 昔からの言い方 | チャートで見ること |
|---|---|---|
| BOS/CHoCH | ダウ理論 | 高値・安値の更新。流れと同じ向きなら BOS(継続)、逆向きなら CHoCH(転換) |
| オーダーブロック | 需給ゾーン・レジサポ | 大きく動き出す直前の最後の逆向きの足。戻ってきたときに反応しやすいとされる |
| FVG | 窓・真空地帯 | 急に動いて、1本目と3本目のあいだに残った重なりのない値幅 |
| 流動性スイープ | ダマシ・ストップ狩り | 目立つ高値・安値を一瞬抜いて、終値で戻った足 |
注意していただきたいのは、「大口の注文が見える」わけではないことです。FX には全員共通の板がありません。SMC の実際の中身は、ダウ理論・需給ゾーン・窓といった昔からの読み方に、決まった名前と手順を与えたものです。このインジケーターも「大口の動きを当てる道具」ではなく、高値・安値・値の隙間を、決まったルールで描く道具です。
描くもの
| もの | 描き方 | 決め方 |
|---|---|---|
| HH・HL・LH・LL | 高値・安値の上下に小さな文字 | 左右それぞれ「折り返しの判定本数」(既定5本)より高い(安い)足を高値(安値)とし、ひとつ前の高値(安値)と比べて名前を付けます |
| BOS | 点線+「BOS」 | 生きている高値(安値)を終値で抜けたとき、いまの構造と同じ向きなら BOS。抜かれた高値から抜けた足まで線を引きます |
| CHoCH | 実線+「CHoCH」 | 同じ抜けで、いまの構造と逆向きなら CHoCH(上昇の中で安値を割った、など) |
| オーダーブロック | 緑(買い側)/赤(売り側)の帯 | 抜けた動きの底(天井)から最大5本さかのぼって、最後の逆向きの足の高値〜安値。帯を終値で突き抜けたら役目を終えたとして消します |
| FVG | 青(買い側)/茶(売り側)の帯 | 1本目の高値と3本目の安値のあいだに隙間があり、真ん中の足が同じ向き、かつ隙間が直近10本の平均値幅の0.3倍以上。埋まった分だけ帯を縮め、全部埋まったら消します |
| スイープ | 黄色の矢印 | 生きている高値(安値)をヒゲで抜けて、終値では戻った足。高値側なら下向き、安値側なら上向きの矢印 |
帯の名前のうしろに * が付いているのは、一度でも値段が触れた帯です。まだ一度も触れていない帯のほうが、SMC では重く見られます。
画面の見方
| パネルの行 | 意味 |
|---|---|
| 判定する足/折り返し | どの足で判定しているか。折り返しの左右の本数と、「終値で抜け」か「ヒゲで抜け」か |
| いまの構造 | 上昇(高値と安値を切り上げ)/下降(切り下げ)。直近の BOS・CHoCH の向きで決まります |
| 直近の抜け | いちばん新しい BOS か CHoCH。向き・抜けた値段・時刻と何本前か |
| 上の売りの帯/下の買いの帯 | いまの値段から見て、上と下でいちばん近い生きた帯(OB か FVG)と、そこまでの距離(pips) |
| 直近のスイープ | いちばん新しいスイープ。高値側(下向き)か安値側(上向き)か |
| いまの値段 | いまの値段が帯の中にいるか。中にいれば黄色で「買いのOBの中」などと出ます |
パネルの下のボタンで、構造・OB・FVG・スイープを1つずつ出し入れできます。パラメーター画面を開き直す必要はありません。「パネルを隠す」でパネルだけ消せます。
ほかのREIツールと同じチャートに入れても重なりません。入れた順に左上から自動で並び、パネル右上の「-」を押すと1行に畳めます。畳んだ行には、いまの構造と直近の抜け、上下の近い帯までの距離が出ます。
上位足(MTF)で使う
「判定する足」で上位足を選ぶと、上位足で判定した構造と帯を、いま開いている下位足のチャートに重ねます。下の画像は、15分足のチャートに1時間足の SMC を重ねたものです。

上位足の抜けは、上位足の足が閉じた時点の位置に描きます。1時間足の BOS なら、その1時間足が閉じた15分足のところに印が出ます。まだ閉じていない上位足の途中で、先に印が見えてしまうことはありません。
知らせ(アラート・メール・スマホ通知)
| 設定 | いつ知らせるか |
|---|---|
| BOS / CHoCH が出たら知らせる | 足が閉じて、BOS か CHoCH が決まったとき |
| スイープが出たら知らせる | 足が閉じて、スイープが決まったとき |
| 値段が生きている帯に入ったら知らせる | いまの値段が OB か FVG の中に入ったとき(同じ帯では1回だけ) |
どの知らせも、アラート・メール・スマホ通知のうちオンにしたもので届きます。文面は USDJPY H1 [CHoCH DOWN] level 156.105 のように英数字だけにしています(MT4のアラート窓は日本語や全角の記号が化けるため)。
入れた直後に、過去の出来事でまとめて鳴ることはありません。
REI_SMCの使い方
インストール方法
ダウンロードした REI_SMC.ex4(MT5版は REI_SMC.ex5)を、MT4・MT5の「ファイル → データフォルダを開く」→「MQL4」フォルダ →「Indicators」フォルダ(MT5は「MQL5」フォルダ →「Indicators」フォルダ)に入れて、再起動してください(またはナビゲーターを右クリック → 更新)。あとはナビゲーターの「インディケータ」から、チャートにドラッグするだけです。
設定項目(すべて)
| 項目 | 既定値 | 意味 |
|---|---|---|
| 共通 | ||
| 判定する足 | 現在の足 | 上位足を選ぶと MTF になります |
| 折り返しの判定本数 | 5 | 左右それぞれ何本より高い(安い)足を高値(安値)とするか。大きいほど大きな波だけになり、決まるのも遅くなります |
| 「抜けた」とみなす条件 | 終値で抜けたら | 終値で抜けたら(だましに強い)/ヒゲで抜けたら(早いがだましも拾う) |
| 判定する本数 | 3000 | さかのぼって判定する範囲(判定する足で数えて) |
| 識別番号 | 1 | 同じチャートに2枚入れるときだけ変えてください |
| 構造(BOS / CHoCH) | ||
| 出す | true | ボタンでも切り替えられます |
| HH / HL / LH / LL を出す | true | 混み合うときはオフに |
| 上昇・下降の色 | 緑/赤 | ― |
| オーダーブロック | ||
| 出す | true | ボタンでも切り替えられます |
| 生きている帯を何本まで出すか | 3 | 上下それぞれ、新しい順に |
| 帯の色 | 濃い緑/濃い赤 | 黒い背景のチャート向けの色です |
| FVG(値の隙間) | ||
| 出す | true | ボタンでも切り替えられます |
| 最小の幅 | 0.3 | 直近10本の平均値幅の何倍以上の隙間だけを拾うか。小さくすると数が増えます |
| 埋まっていない隙間を何本まで出すか | 3 | 上下それぞれ、新しい順に |
| スイープ | ||
| 出す | true | ボタンでも切り替えられます |
| 見た目 | ||
| 線と文字を出す範囲 | 300 | 判定する足で直近何本まで描くか |
| 役目を終えた帯も薄く残す | false | オンにすると、突き抜けられた帯・埋まった隙間も灰色で残します(振り返り用) |
| 生きている帯を右へ何本のばすか | 8 | ― |
| 文字の大きさ・フォント | 9 / Meiryo UI | ― |
| 操作パネル・知らせ・出力 | ||
| いまの構造と近くの帯を出す | true | ボタンで隠せます |
| チャート上に切り替えボタンを出す | true | ― |
| BOS / CHoCH・スイープ・帯への到達を知らせる | false | 上の「知らせ」の章を参照 |
| アラート/メール/スマホ通知 | true/false/false | 知らせをオンにしたときの届け方 |
| 構造の出来事をCSVに書き出す | false | MQL4/Files/REI_SMC_通貨ペア_足.csv(MT5は MQL5/Files の中)(時刻・種類・向き・抜けた値段・その高値安値の時刻) |
| パネルの位置 | 自動 | 自動(ほかのREIツールと重ならないように、入れた順に左上から並べる)/左上/右上/左下/右下 |
| パネルを横/縦にずらす量 | 0 / 0 | 並べた位置から何ピクセル動かすか |
| 最初から1行に畳んでおく | OFF | パネル右上の「-」「+」でいつでも切り替えられます |
有効な使い方と参考戦略
ここに挙げるのはあくまで一例です。勝てることを保証するものではありません。ご自身の手法に合うかどうかを、必ずご自分で確かめてから使ってください。
1. 上位足で方向を決め、下位足で入り口を探す
SMC の基本の手順です。2枚重ねるとやりやすくなります。識別番号を変えて同じチャートに2枚入れ、1枚を「判定する足=1時間足」、もう1枚を「現在の足(15分足など)」にします。
① 1時間足の構造が上昇なら、買いだけを考える ② 1時間足の下の買いの帯(OB・FVG)まで値段が下りてくるのを待つ ③ 帯の中で、15分足に上向きの CHoCH が出たら入る候補、という流れです。
2. 帯は「入る場所の候補」、合図は別に待つ
帯に値段が入っただけで入るのは早すぎます。帯は「反応するかもしれない場所」であって、反応した合図ではありません。帯の中でスイープ(ヒゲで刈って戻る)や下位足の CHoCH が出たのを見てから、が安全です。
「値段が生きている帯に入ったら知らせる」をオンにしておけば、チャートに張り付かずに帯への到達だけを待てます。
3. 損切りは帯の外側、目標は反対側の高値・安値
SMC の利点は損切りの位置がはっきりすることです。買いならオーダーブロックの安値の外側、スイープで入ったなら刈った安値の外側。目標は、上にある直近の高値(その上に損切りの注文が溜まっている場所)が最初の目安です。
帯が大きすぎて損切り幅が許容を超えるなら、その場面は見送るのが筋です。
4. プライスアクション・ハーモニックと重ねる
同じチャートに REI_PriceAction(無料)を入れておくと、帯の中で出たピンバーや包み足を入る合図にできます。REI_Harmonic(無料)の PRZ(反転しそうな価格帯)と SMC の帯が重なる場所は、根拠が二重になります。
やらないほうがいいこと
- CHoCH の印を見た瞬間に飛び乗る(戻りを待たないと損切りが遠くなります)
- 上位足の構造と逆向きの帯で入る
- 一度反応した帯(名前のうしろに * が付いた帯)に何度も入る
- 指標発表の直前直後に FVG を当てにする(値が飛んだだけの隙間が多い)
- 「損切りの外側も刈られるかもしれない」と考えて、損切りを置かない
EAから使う(バッファの一覧)
REI_SMC は、EA から iCustom で読めるバッファを持っています。インジケーターのシグナルを EA にする道具からも、そのまま使えます。値はその出来事が起きた足(判定する足が閉じた位置)に入り、それ以外の足は空(EMPTY_VALUE)です。
| 番号 | 中身 | 入る値 |
|---|---|---|
| 0 | BOS 上(上昇の継続) | 抜かれた高値の値段 |
| 1 | BOS 下(下降の継続) | 抜かれた安値の値段 |
| 2 | CHoCH 上(下降→上昇の転換) | 抜かれた戻り高値の値段 |
| 3 | CHoCH 下(上昇→下降の転換) | 抜かれた押し安値の値段 |
| 4 | スイープ 買い(安値側を刈った) | 矢印の値段 |
| 5 | スイープ 売り(高値側を刈った) | 矢印の値段 |
| 6 | いまの構造 | +1=上昇/−1=下降(足ごと) |
閉じた足だけで判定するので、1本前(シフト1)以前の値はあとから変わりません。EA で使うときはシフト1を読んでください。
使うときの注意
この道具は「決まったルールで構造と帯を描く」ところまでを担当します。その印をどう使うか――帯で待つのか、抜けに乗るのか、ほかの根拠と重ねるのか――は、お使いになる方の判断です。
- 高値・安値は「折り返しの判定本数」ぶん遅れて決まります。既定の5本なら、山の足から5本たってはじめて高値と分かります。これはどの SMC インジケーターでも同じで、先に決めようとすると、あとで線が付け替わる(リペイントする)ことになります。
- オーダーブロックの取り方には流派があります。REI_SMC は「抜けた動きの底(天井)から最大5本さかのぼった、最後の逆向きの足」で固定しています。ほかのツールや解説とは帯の位置が違うことがあります。
- MT4 の塗りつぶしの帯は、重なったところの色が混ざって見えます(MT4 の描画の仕組みです)。
- 表示はお使いのMT4・MT5に入っている履歴の範囲で行われます。ブローカーによって四本値が違うため、表示が完全に一致するとは限りません。
高値・安値が「あとから決まる」ことについては、リペイントとはで詳しく説明しています。
免責事項
- 本ツールは相場の分析を助けるためのものです。売買を推奨するものではありません。
- SMC の考え方や各用語の効き目を保証するものではありません。
- 表示はお使いのMT4・MT5に入っている履歴の範囲で行われます。ブローカーによって四本値が異なるため、表示が完全に一致するとは限りません。
- 公開前にTeamREIで動作の確認を行っていますが、ご利用に伴って生じた損害・不利益については、直接・間接を問わず責任を負いかねます。
- まずはデモ口座で、表示のされ方や設定の効き方をお確かめください。そのうえで、ご自身の判断と責任においてご利用ください。
『REI_SMC』の無償ダウンロード
MT4版のダウンロード
入れる場所は、MT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Indicators」です。
MT5版のダウンロード
MT5をお使いの方はこちらをどうぞ。MT4版と同じチャートで動かし、同じ表示・同じ動きになることを確かめています。入れる場所は、MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL5」→「Indicators」です。ダウンロードのパスワードはMT4版と同じです。
ダウンロードされるのは REI_SMC.ex4 の1ファイルだけです。使い方はこのページに全部書いてありますので、取扱説明書の同梱はしていません。
口座認証はありません。DLLも使いません。
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