トレンドとレンジは、
あとからしか分かりません
TeamREIのツールの説明書やパネルに出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回はトレンドとレンジです。
ひとことで言うと
- トレンド=一方向に進んでいる状態。高値と安値がそろって切り上がる(または切り下がる)形です。
- レンジ=一定の幅を行き来している状態。高値も安値も更新しません。
- どちらかは、あとにならないと確定しません。「今はトレンドだ」と思った直後に止まるのが普通です。
- だから大事なのは当てることではなく、どちらでも致命傷にならない損切り幅と量にしておくことです。
見分け方(高値と安値だけ見る)
| 状態 | 高値 | 安値 | やりやすいこと |
|---|---|---|---|
| 上昇トレンド | 切り上げ | 切り上げ | 押し目を待って買う |
| 下降トレンド | 切り下げ | 切り下げ | 戻りを待って売る |
| レンジ | ほぼ同じ | ほぼ同じ | 端で逆張り/抜けを待つ |
| 判断できない | 高値は切り上げ、安値は切り下げ(広がっている) | 手を出さない | |
移動平均を1本出して、値段が線の上か下か・線が向きを持っているかを見るだけでも十分です。線が横ばいなら、たいていレンジです。
それぞれの戦い方と、向き不向き
| トレンドを追う | レンジで逆張り | |
|---|---|---|
| 勝率 | 低め(外れが多い) | 高め |
| 1回の利益 | 大きくなり得る | 小さい |
| 大負けの形 | だまし(抜けたと思ったら戻る) | 抜けたのに持ち続ける |
| 向いている人 | 連敗に耐えられる人 | 決めた損切りを必ず守れる人 |
どちらが優れているということはありません。危ないのは、レンジのつもりで逆張りして、抜けたあとも持ち続けることです。これが、初心者がいちばん大きく負ける形です。
落とし穴:あとから見ると、どちらも「分かりやすい」
チャートを振り返ると、トレンドもレンジもはっきり見えます。しかし右端(現在)ではいつも曖昧です。TeamREIが検証で何度も確かめているのは、次の2点です。
- 「形が出たこと」自体は、次の動きを決めない。SMCのFVGを数えたときも、戻る確率84%に対し、同じ幅だけ進む確率は97%でした。
- 条件を足すほど、過去にはよく当たるようになる。それは作り込みすぎで、先では外れます。
よくある質問
トレンドは何本続けば「トレンド」ですか?
決まりはありません。自分で「高値と安値が2回ずつ切り上がったら」などと決めて、毎回同じ基準で見ることのほうが大事です。
レンジの幅はどう決めますか?
直近の高値と安値で十分です。幅がATR(ふだんの値幅)の何倍あるかを見ると、狙う値幅が現実的かどうかも分かります。
上位足とトレンドが逆のときは?
入らないのが基本です。どうしても入るなら、短く持つか量を落とします。
ダウ理論は覚えるべきですか?
「高値と安値の更新で流れを見る」という部分だけで十分です。細かい条件を増やすほど、あとから当てはめやすくなるだけです。
TeamREIのツールでは、どこに出てくるか
| ツール | 出てくる場所 |
|---|---|
| REI_SMC(無料) | 高値安値の切り上げ・切り下げ(HH/HL/LH/LL)と、流れが変わった場所を自動で表示 |
| REI Stack | 上位足の向きを含めて、根拠の数で格付けします |
| 相場のクセのデータ | 時間帯ごとの値幅(動く時間・動かない時間) |
この記事のあとに
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この記事について
・FVGの数字(戻り84.4%・順行97.0%)は、TeamREIがドル円1時間足72,802本で数えた実測です。
情報提供を目的としたもので、特定の取引を勧めるものではありません。