業者を変えたら、
同じEAが動かない
OANDA証券のMT4が2026年11月27日で終わるなど、口座を移す機会が増えています。同じEA・同じ設定でも、業者が変わると動かない・成績が変わることがあります。TeamREIが実機で踏んだ違いを、5つにまとめました。
先に結論
- ①銘柄名が違う。「USDJPY」ではなく「USDJPY-cd」のように、後ろに文字が付く業者があります。
- ②桁数が違う。3桁と5桁で、pipsとポイントの関係が変わります。
- ③サーバーの時刻が違う。日本時間との差が、業者ごとに違います(夏冬でも動きます)。
- ④置ける損切りの距離が違う。近すぎる損切りは断られます(130番)。
- ⑤コストの形が違う。スプレッドだけの業者と、手数料が別にかかる業者があります。
5つの違いと、その影響
| 違い | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 銘柄名 | EAが銘柄を見つけられず、何も起きない | 気配値の表示で実際の名前を確認し、EAの設定に入れる(自動で付く文字に対応した設定を持つEAもあります) |
| 桁数(3桁/5桁) | 損切り10のつもりが1pipsになる | 設定がpipsかポイントかを確認する |
| サーバー時刻 | 「9時に入る」が別の時刻になる/日足の区切りがずれる | 日本時間との差を実測してから、時間帯の設定を直す |
| 最小の距離 | 損切り・利確が130番で断られる | 距離を広げる。デモで先に試す |
| コストの形 | 成績が変わる(特に小さい値幅を狙うEA) | 手数料の計算方法を確認して、損益の見方を合わせる |
TeamREIが実機で確かめた例
- FXTFのMT4では、ドル円の銘柄名はUSDJPY-cdでした。
- 同じ夏の時期でも、業者によってサーバー時刻はGMT+3など違いがあります。
- FXTFのデモでは、約定値から5pips前後より近い損切り・利確が130番で断られました(2026年9月)。
- 手数料は、保有中の量と新規の量の合計でランクが決まり、その単価が新規の量ぜんぶにかかる方式の業者もありました。積み増すほど単価が上がります。
移す前に確かめる4つ
- EAが使えるか(規約)。自動売買を禁止している業者があります。口座を作る前に確認してください。
- 銘柄名と桁数。デモ口座を先に開けば、どちらもすぐ分かります。
- サーバー時刻と日本時間の差。チャートの最新の足の時刻を、自分の時計と見比べます。
- コストの形。スプレッドだけか、手数料が別にあるか。時間帯による変動も見ます。
移したあとにやること
- デモで1週間動かす。注文が通るか、時間帯の判定が合っているかを見ます。
- 最小ロットで動かす。約定の具合と手数料の実額を確かめます。
- 成績を分けて記録する。前の業者の記録と混ぜると、どちらの数字か分からなくなります。
- チャートの設定(テンプレート)を移す。インジの設定はテンプレートとして保存し、新しいMT4に入れます。
よくある質問
同じEAなのに、成績が前の業者と違います
データも約定もコストも違うので、完全には一致しません。同じ判断(同じ時刻に同じ向き)をしているかで見て、損益の一致は求めないほうが健全です。
銘柄名の後ろの文字は何ですか?
口座の種類や配信の区別を示す記号です(-cd、.a、micro など)。意味は業者ごとに違いますが、EAにとっては「別の銘柄」に見えます。
MT4のライセンスやEAは、そのまま新しい口座で使えますか?
EA自体は同じファイルが使えます。ただし口座番号に紐づく認証を持つ商品は、登録の変更が必要です。購入元の案内を確認してください。
MT5しか無い業者に移る場合は?
MT4用のEAはそのままでは動きません。ソース(.mq4)があれば、MT5版に作り直すことになります。
あわせて読む MT4のEAをMT5に移す方法|自動変換177本の実測 書き換わる所と、同じ動きかを確かめる手順です。TeamREIのツールでは
当サイトのツールは、銘柄名の違い・桁数・サーバー時刻の差を自動で判定する作りにしています。無料のREI_Checkを使うと、新しい口座で「自動売買が許可されているか」「注文が通るか」をその場で確かめられます。
関連する用語:pips・ポイント/取引コスト/ネッティングとヘッジ
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この記事について
・銘柄名 USDJPY-cd、サーバー時刻GMT+3、130番が出る距離、手数料の計算方式は、いずれもTeamREIが実機・デモ口座で確認したものです(2026年9月時点)。条件は変わることがあります。
・OANDA証券のMT4提供終了(2026年11月27日)は同社の公表によります。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。