デモで勝てたのに
本番で勝てない理由
「デモでは増えたのに、本番だと減る」。よくある相談です。原因は運ではなく、だいたい5つのどれかです。TeamREIが自社ツールの検証で実際に見てきた差をまとめます。
先に結論
- ①約定が違う。デモは注文が通りやすく、滑りも小さめに出がちです。
- ②コストが違う。スプレッドの広がり方や手数料が、本番と同じとは限りません。
- ③データが違う。同じ業者でも配信が違うことがあります。
- ④時間の使い方が違う。デモは都合のよい時間だけ見ていることが多いものです。
- ⑤自分が違う。お金が動くと、同じルールを守れなくなります。ここがいちばん大きい差です。
5つの違いを1つずつ
| 違い | デモ | 本番 |
|---|---|---|
| 約定 | ほぼ通る。滑りも小さい | 指標の瞬間は滑る・拒否されることもある |
| スプレッド | 広がり方が控えめなことがある | 早朝・指標で大きく開く |
| 手数料 | かからない設定のことがある | 新規の量ぜんぶにかかる方式もある |
| データ | デモ用のサーバー | 本番のサーバー |
| 自分の判断 | 負けても痛くない | 損切りを外す・量を増やすが起きる |
TeamREIがEAの検証で「テストでは良いのに、実際の条件に寄せると成績が4割消えた」ときも、原因は特別なものではなくこの表の上から4つでした。
あわせて読む バックテストで勝てるのに本番で負ける理由|成績が4割消えた実例 テストと本番が食い違う原因を6つに分けて説明しています。デモの正しい使い方
デモは「勝てるかを試す場所」ではなく、手順を確かめる場所です。次の3つに絞ると、時間を無駄にしません。
- 操作の確認。注文・決済・損切りの置き方を、迷わず出せるようにする。
- ツールの確認。EAやインジが動くか、通知が来るか、パネルの数字が合っているか。
- 条件の確認。銘柄名・桁数・サーバー時刻・置ける損切りの距離を、実際に確かめる。
デモで数か月かけて「勝率」を測る意味は小さい
約定もコストも本番と違うため、そこで出た成績は本番の成績になりません。成績を測るなら、最小ロットの本番のほうが確かです。
本番へ進むときの順番
- デモで手順とツールを確認(数日)。
- 最小ロットで本番(1〜2か月)。1回の損失が数百円で済む量から始めます。
- 記録をとる。約定の値段と、想定との差(滑り)を数えます。
- 量を上げるのは、記録が安定してから。含み益ではなく、確定した残高が増えてからにします。
「いくらから始めるか」より、1回の負けを口座の1〜2%までにするほうが実用的な決め方です。
あわせて読む ロット・証拠金・レバレッジとは?量の決め方を計算例で 損切り幅から量を逆算する手順をまとめています。よくある質問
デモ口座はいつまで使えますか?
業者によりますが、一定期間で期限が切れることがあります。長く使うなら、期限と再発行の条件を確認してください。
デモのほうが成績が良いのは普通ですか?
よくあることです。約定とコストの差に加えて、負けても痛くないぶん、ルールを守れているためでもあります。
本番で急に判断がぶれます
量が大きすぎる合図です。金額を半分にして、同じルールで続けられるかを見てください。ぶれない量が、いまの自分に合った量です。
EAならメンタルは関係ないのでは?
止めるか続けるかの判断が残ります。TeamREIの検証では、連敗の深さ(最大ドローダウン)に耐えられるかが、続けられるかを決めていました。動かす前に、どこまで落ちたら止めるかを決めておきます。
TeamREIのツールでは
| ツール・ページ | 使いどころ |
|---|---|
| REI_Check(無料) | 本番口座で、自動売買の許可・通信・発注を確かめます |
| REI_Replay | 過去の相場を再生して、手順だけを繰り返し練習できます |
| 成績公開 | 検証の結果と、公開後の実績を分けて出しています |
この記事のあとに
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この記事について
・「実際の条件に寄せると成績が4割消えた」は、TeamREIが自社EAの検証で確認した実例です。デモ口座の仕様(期限・スプレッド・手数料)は業者によって異なります。
情報提供を目的としたもので、特定の取引や口座開設を勧めるものではありません。