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モデリング品質90%とは?その数字が保証していない3つのこと

コラム|用語2026年9月21日公開PR・広告を含みます

モデリング品質90%は
「本物のティック」ではありません

「全ティック」の中身1分足から作った疑似的な値動き
数え方を変えただけで1.7同じ戦略の成績が化けた実測

TeamREIのツールの説明書や検証の話に出てくる言葉を、1つずつ解説しています。今回はモデリング品質です。MT4のストラテジーテスターの結果画面に、必ず出てくる数字です。

ひとことで言うと

  • モデリング品質=テスト中の値動きを、どれだけ細かく再現できたかの目安(%)。
  • 90%が上限の表示で、これは「1分足のデータが十分にそろっている」という意味です。
  • 90%でも、使われているのは1分足から作った疑似的なティックです。本物の値動きそのものではありません。
  • n/aと出るときは、そもそも判定できていません(1分足が無い時間足のテストなど)。

表示の意味

表示意味どう見るか
90%1分足がそろっている状態での最高表示これが出発点。ここからが本題です
25%〜75%1分足に欠けがある/上位足から補っている結果は参考程度
n/a判定できない(データ不足)データを入れ直します

90%が保証していないこと

ここが誤解の多い点です。90%は「1分足がそろっている」ことを示すだけで、次のことは何も保証しません。

  • 1分の中での動きの順番。高値と安値のどちらに先に触れたかは、作り物の値動きで決まっています。損切りと利確の両方に届く場面では、ここだけで勝ち負けが入れ替わります。
  • スプレッドの開き方。テスターはふつう、その時の1つの値を使います。指標の瞬間に開く(TeamREIの実測でFOMCの1分は中央値8.5pips)という動きは再現されません。
  • 約定の仕方。実際に滑ったかどうかは、データには入っていません。

実測:数え方を変えただけで成績は1.7倍になりました

TeamREIが同じ戦略を、約定の数え方(買いは売値か買値か、スプレッドを入れるか)を変えて回したところ、成績が1.7倍変わりました。品質90%と書いてあっても、この部分は自分で決めているということです。

あわせて読む バックテストで勝てるのに本番で負ける理由|成績が4割消えた実例 品質の数字のほかに、テストと本番が食い違う原因を6つまとめています。

長所と短所(この数字の使いどころ)

長所短所
データ不足にすぐ気づける(n/aや低い%)90%になっても、現実に近いとは限らない
他人のテスト結果を見るときの最低条件になる数字が独り歩きして「90%=正確」と誤解されやすい
同じ条件で比べる土台になるスプレッド・滑り・手数料は別に考える必要がある

「90%かどうか」は入口のチェックで、合格点ではありません。90%であることを確かめたうえで、スプレッドと約定の数え方を自分で決める——この順番です。

品質を上げる・近づける手順

  1. 1分足のデータを埋める。ヒストリーセンターで、テストする期間の1分足がそろっているかを見ます。
  2. 期間を、データのある範囲に合わせる。足りない期間を含めると品質が落ちます。
  3. スプレッドを固定値で入れる。テスターの初期値は「いまのスプレッド」なので、週末に回すと広がったままになります。ふだんの値を固定で入れるほうが安定します。
  4. 実ティックで回す。1分の中の順番まで含めて確かめたい場合は、実際のティックのデータで回します。

よくある質問

99%と書かれたテスト結果を見ました

MT4の標準の表示は90%が上限です。それ以上の数字は、別の道具でティックを流し込んで回した場合の表示です。数字そのものより、どうやって回したかの説明があるかを見てください。

品質90%なら、そのまま信じてよいですか?

いいえ。前提として必要なだけです。スプレッド・手数料・滑りを入れたか、期間はいつか、何回の取引かを合わせて見ます。

テスターのスプレッドはどう設定しますか?

固定値を入れるのが無難です。TeamREIも、週末に回したら「いまのスプレッド」が広がったままで、取引が1件も出なかったことがありました。

実ティックで回すと、どれくらい変わりますか?

戦略によります。TeamREIのBO用の検証では、テスターがスプレッドを0にできず最小0.1pipsで動くだけで、1回あたり2〜3%成績が落ちました。短い時間足ほど差が大きく出ます。

TeamREIのツールでは、どこに出てくるか

ツール出てくる場所
tickbt実ティックでバックテストを回し、品質と約定の数え方を確かめます
EA検証サービスレポートで、テストの前提(データ・期間・コスト)を明記します
REI_Sim(無料)テスターの仕組みを使って、手順を練習できます
TeamREItickbt(実ティックでバックテスト)MT4のバックテストを実際のティックのデータで回すためのソフトです。1分の中の順番まで含めて確かめられます。tickbt を見る条件や料金は変わることがあります。必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

関連する用語:ヒストリカルデータスリッページ最適化・カーブフィッティング

この記事について

・「約定の数え方で1.7倍」「テスターのスプレッド0.1pipsで2〜3%落ちる」「週末のテストで取引が出ない」は、いずれもTeamREIがMT4のテスターで確認した実例です。

情報提供を目的としたもので、特定の取引や商品を勧めるものではありません。

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